アルカリ性の万能洗剤、オキシクリーンを知っていますか? 布類の汚れ落としやキッチン、水回りなど住まいのさまざまな汚れに便利に使えます。今回は、家事アドバイザーの山﨑美津江(やまさき・みつえ)さんに、「オキシクリーンを使った衣類・布製品の洗い方」を教えてもらいました。
【前回】話題の「オキシクリーン」の特徴と効果を引き出す2大ポイントを「元祖スーパー主婦」が解説
衣類・布製品
布類のシミや皮脂汚れ、血液汚れに効果を発揮。
綿、麻、化繊混合生地の色柄物にも使えます。
心配な生地は目立たないところで試してから。
シミぬき用溶液
湯400mlに大さじ1
衣類のシミ
1.衣類の下にタオルを敷き、「シミぬき用溶液」をシミに塗る。
※絹・ウール、草木染、金属の装飾がついた衣類はNG。
2.ハブラシでトントンとたたいてから20分ほど放置し、よくすすぐ。
【After】
※口紅などの頑固な汚れ、靴下のひどいドロ汚れは落ちにくい。
布類の黄ばみ
湯3Lに大さじ2
洗面器や桶にお湯とオキシクリーンを指定量入れて溶液を作り、漂白したい布類を入れる。20分~1時間くらいつけおき。すすいでから洗濯機で普段の洗濯をする。
じゅうたんのシミ
1.じゅうたんの下にタオルを敷き、「シミぬき用溶液」をシミに塗る。
2.ハブラシでトントンとたたき、10〜20分ほど放置する。
3.湿ったタオルで押さえてシミを移し取る。これを2~3回繰り返す。
※絹・ウールはNG 。
《普段の洗濯にも》
湯30Lに大さじ2
オキシクリーンは普段の洗濯にも使えます。漂白・除菌作用で衣類の黄ばみを抑え、生乾
きのニオイの一因である洗濯槽のカビも予防します。頑固な汚れは部分洗いをしてから。
【洗濯のやり方】
1.洗濯機にお湯を入れオキシクリーンを投入。1~2分間攪拌してから衣類を入れる。
2.20分以上つけおきし、通常コースで洗濯。
※水の場合、洗面器などでオキシクリーンをお湯で溶かしてから投入しましょう。汚れ落ちが不安なら普段の洗濯洗剤をプラス。ドラム式洗濯機もやり方は同様。
取材・文/米原晶子 撮影/原 努