新しい年はすてきな花と共に迎えませんか/暮らしの晴れ間

静岡県熱海市在住の人気ガーデナー・水谷昭美さん。定期誌『毎日が発見』の連載「暮らしの晴れ間」から、季節を感じ、日々の暮らしをゆったりと楽しむ水谷さんの暮らしをご紹介します。今回は、「新しい年も花とともに」をお届けします。

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椿を飾って春を待つ

午後の日差しに光る丸いつぼみも、開いた花の黄色いしべもかわいい。器は和風の小物入れ。ひなびた昔の鏡台にのせれば、鏡の向こうにも花が咲きます。


年が明け、三が日が過ぎるのはあっという間。

新しい気持ちで迎える〝普通の日"もまたいいものです。

生けた椿は、庭で手折ったもの。

まだ寒い日が続くけれど、椿という字は木偏に春。

春の足音がすぐ近くに来ていることを静かに知らせてくれます。

食卓には、お正月食材の余りを使った手料理を。

きんとん用のさつまいもや、お煮しめのしいたけ、れんこんが別の顔で並びます。

新しい年も、こんな何げない日々をていねいに暮らしていけたら幸せです。

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春の七草の一つ、芹せり。葉茎を食べた後の根を土に植えたら、また青々と育ちました。

梔子(くちなし)色のさつまいも

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梔子の種で、きれいな黄色に色付けしました。種は夏の花後になる実の核部分で、それを乾かしたもの。適量の砂糖を入れた湯で輪切りのさつまいもを煮た後、割った種を煮汁に浸し、色付けばできあがり。

【1月の定番お昼ご飯】7つの具材の押しずし

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(1)具材を用意。薄切りのれんこんはさっとゆで、塩と砂糖少々を加えた酢に浸ける。干ししいたけは水に浸して戻し、しょうゆ、酒、少量の砂糖で煮含め、細切りに。卵は塩少々を加えて薄焼きにし、細長く切る。刺身用の鯛は生のままみじん切りに。サニーレタスはちぎる。市販の桜でんぶと紅しょうが(写真外)はそのまま使う。

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(2)すし飯を作る。酢、塩、砂糖を合わせてすし酢を作り、炊きたてのご飯にかけて切るように混ぜ、味を含ませる。冷めたら、みじん切りにした鯛を混ぜ合わせる。

(3)押しずし用の器にラップを敷き、下半分にすし飯を詰め、れんこんと干ししいたけをのせる。新しい年はすてきな花と共に迎えませんか/暮らしの晴れ間 2201_P004_05_W500.jpg

(4)その上にさらにすし飯を詰め、残りの具材をのせる。ふたをして重しをのせ、しばらく待つ。新しい年はすてきな花と共に迎えませんか/暮らしの晴れ間 2201_P004_06_W500.jpg

取材・文/飯田充代 撮影/斎藤大地

 

水谷昭美(みずたに・あきみ)さん

1951年、愛知県生まれ、静岡県熱海市在住。幼い頃からお小遣いを全て花代に使ったという生粋のガーデナー。著書に『小さな庭に四季をつくる』(主婦と生活社)ほかがある。

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この記事は『毎日が発見』2022年1月号に掲載の情報です。

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