さまざまなジャンルの商品が品数豊富にそろう、このごろの100円ショップ。プランターから土、種、肥料はもちろん、種まきから収穫までに必要な園芸用品だって100円でそろえることができます。そこで今回は、園芸家のいでGさんに「プランター菜園で作る野菜の育て方」について教えてもらいました。
100円ショップでそろえた園芸用品を使って、野菜を育ててみましょう。
種もいろいろな種類が売られているので、袋に書かれている種まきの時期を見て、春にまける種類を選び、種まきから始めます。
芽が出てくるのを見るのは楽しいものです。
葉物野菜は、種をまいて、順次間引き、適正な間隔にして成長させます。
間引き苗は他のプランターに植えつけても。
ハーブは野菜と違い葉を摘んで使うので、葉が大きくなってきたら順次収穫できます。
※100円ショップの店舗によっては販売されていない商品もあります。
種から野菜やハーブを育てましょう!
土作り
初めに鉢底石を入れて野菜の土を入れる。水をまいて土を落ち着かせる。
種まき
土の表面に深さ1cmぐらいのスジをつけ、種をまいて土をかぶせ、霧吹きで水やり。
芽が出た
種まき後、1週間~10日で芽が出る。寒い日はビニール袋で保温する。
間引き
葉が出そろったら、密集しているところを間引いて育ちやすくする。
収穫
葉物野菜は種まき後、早いもので40~50日ぐらいで収穫できる。
《水栽培で苗を作っても》
ハーブの枝を水につけると根が出てくるのでこれを土に植える。
用意する道具
種まきから収穫までに必要な道具を紹介します。
ジョウロ
本葉が出て、水圧で苗が倒れなくなったら、水やりにはジョウロを使う。
鉢
プラスチック製のため、軽くて持ち運びが便利。直径20~25cmぐらいのものが使いやすい。
プランター
大(約34×60×18cm)、小(約18×42×16cm)が売られている。小さいものでも十分育てられる。
名札
まいた種の名前を表に、裏にはその日付を記す。
霧吹きノズル
ペットボトルに付けると霧吹きに変身。種まき後や芽が出たころ、水圧で種が流れたり用土が飛散したりするのを防ぐために、霧吹きで水やり。
紙ポット
種をまいて芽が出たら、そのまま土に植えられる。ポットの周りに根が貫通してくるのが目安。
ピンセット
細く小さい間引き苗をつかむために。2本あると便利。
園芸用手袋
細身なので、手袋をしても作業がしやすい。
移植ゴテ
土をプランターに入れたり、ならしたりするときに使う。
※ジョウロとプランター(大)は、220円(税込)です。
土と種
野菜を育てる場合は野菜用の用土、花を育てる場合は花き用の用土が売られています。
種
2袋100円のタイプと1袋100円のものがある。野菜、花、スプラウトなど種類は豊富。
鉢底石
鉢の底に敷く石。ゴロ土ともいう。水はけを良くするために使う。
野菜の土
堆肥などが含まれた水はけの良い培養土。いろいろな野菜に向く。
肥料
液状と粒状があり、液肥はそのまま根元近くに。薄めて使うものもある。粒状のものはパラパラとまいて土に混ぜ込む。