ケチも極めると「エコ」になる⁉ ドケチ夫の「恐るべきゴミ出し術」/ドケチ夫との日々

アラフィフ主婦ブロガーのマコさんによる連載第4回! 結婚20年、中高生の子供2人を持つ48歳のマコさんには、とても個性的な60歳の旦那さんが...。複数の収益不動産(アパートなど家賃が入る物件)を持ち、なんと50代でアーリーリタイヤをされた頼もしい旦那さんなのですが、超絶な「節約家」だそう。そんな「ドケチ夫」と暮らす日々をお届けします。

前回の記事:「遺産目当て」だと思います...? 私が60歳の金持ち夫と「離婚できない理由」/ドケチ夫との日々(3)

ケチも極めると「エコ」になる⁉ ドケチ夫の「恐るべきゴミ出し術」/ドケチ夫との日々 20201214dokechigomibako.png

ケチの極みで「エコ夫」に⁉

年も押し迫ってきました。

私も、いい加減、大掃除をしなくては...と思いながらも、なかなか腰が上がらずにおります。

2020年はいろいろなことがあった年でしたが、夫の中での一番の出来事は、コロナに次いで、7月からの「プラスチック製レジ袋有料化」でした。

それまで、スーパーに立ち寄ると、レジのお姉さんに頼んで、複数枚レジ袋をもらっていた夫。

有料化スタート直前には、さらに必死でレジ袋をもらい、有料化になったとたん、ものすごくケチケチとレジ袋を消費するようになりました。

自分の定位置のそばにあるごみ袋にレジ袋をかけて、自分専用のごみ箱にしている彼ですが、いつもの調子でてんこもりになったゴミ袋を私がゴミの日に出したところ、えらい怒られました。

「まだ十分入れられたじゃないか!!ゴミは捨てたら許さん!!」

...そのうち今度は、「このごみはもっともっと圧縮できる」と言い始め、ハサミを取り出して、紙類やDM、すべてハサミで細かく細かく刻んでいくようになりました。

そして、"マイゴミ袋"は私には触らせなくなり、貴重なレジ袋を使い切るために、ゴミを圧縮して詰め始めたのです。

まるで、手動シュレッダー、かつ手動ごみ収集車のようなものです(-_-;)

ゴミを2、3週間放置することに抵抗がある私は「悪」?

しかし、入れるのは普通のレジ袋です。

圧縮すればするほど重量感も増すし、どんどん破れやすくなりますが...。

3週間分くらい、貯めに貯め、圧縮しきったゴミは、許可が出ると、45Lのゴミ袋に詰めなおしてから翌朝私が外に出します。

し か し こ れ が め っ ぽ う 重 い !!

大きなゴミ袋に入れたところ、重みで中身がべしょっと出てしまいました。

パンパンに入っていただけにすごい量なんです。

おまけに汚いし!

あのときは本当に泣きそうになりました...( ;∀;)

さらに、「知り合いにいいことを聞いた、もっと圧縮する方法が見つかった」と言って、ペットボトルにごみをぎゅうぎゅうとハサミの先で詰めだしました。

これも、ごみ圧縮の究極のやり方のようです。

本当に何をしているのでしょう...。

家での時間が存分にあるからだと思うのですが、「ライフワークが見つかった」と言って、起きている時間の4分の1をゴミの圧縮に割いています。

小さすぎることにこだわるより、もっと外で稼いだほうが...と思うのですが...。

今の時代、「ざっくりし過ぎ」の私が悪で、夫のほうが正しいのかもしれない...(⁉)と思ったりすることもあります。

圧縮しているので、ゴミ袋1つがいっぱいになるまで2,3週間はかかります。

ゴミが見えるだけで疲れるので、本当はさっさと捨てたいのですが、夫のゴミ袋だけは「捨ててよし」と言われるまで、触らないことにしました。

この境地に達するまで、3か月かかりましたけど...。

私は彼とは逆で、早く家からゴミを出してしまいたいので、ほかの部屋のゴミに関しては、多少ゴミ袋に余裕があってもどんどん捨てています。

目下、大掃除で断捨離の季節。

私のサイズアウトした服なども、ゴミ袋に入れ、余裕があってもそのままゴミに出します。

まだまだ入りそうなゴミ袋が夫に見つかると「詰め方が甘い」「まだ着られるのにもったいない」と文句を言われるので、夫からはなるべく隠して隠して、彼の起きていない時間にササッとゴミを出すようにしています。

生ごみを捨てたりするのに重宝する、自分の分のレジ袋は、50枚入りをスーパーで購入していますが、夫には内緒にして自分の用途だけに使っています。

でも、そろそろ夫が「7月までにもらって貯めてきたレジ袋」も底を尽きそうな様子...。

ここからどう、ゴミを処理していくのか...想像するだけで疲れてしまうので、それは彼に任せようと思います。

【最初から読む】私、セレブ妻になるはずじゃ...60代ドケチ夫が我が家のトイレで行う「驚きの行動」/ドケチ夫との日々(1)

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マコ

アラフィフ主婦。アラフィフが突き当たる日々の悩みや気づきに、まっすぐに(時には斜めに?)向き合っていくブログ『40s(フォーティーズ)』運営中。年上の「金持ちだけどドケチな夫」の連載が話題に!

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