ブリやタラをスープ仕立てで。認知症予防に味わいたい「脳の活性化スープ」レシピ2選

筋肉や脳の衰え、骨密度の低下などが気になったら、管理栄養士・料理研究家の成澤文子さんに教えていただいた、目的別の「具だくさんスープ」を作ってみませんか? 必要な栄養素が効率良く摂取でき、おいしく食べながら手軽に健康増進できるんです。今回は認知症を予防する「脳の活性化スープ」の作り方を教えていただきました。

認知症予防に。脳の活性化スープ

血管をしなやかにする栄養素が豊富な魚。スープ仕立てにしていつもと違う味わいに。

切り身魚を1人分1切れのおかずスープ
「焼きぶりと白菜のすまし汁」

ブリやタラをスープ仕立てで。認知症予防に味わいたい「脳の活性化スープ」レシピ2選 2011_P054_01.jpg

1人分259kcal/塩分1.3g

焼いて加えるだけで、ボリューム満点のスープに。ぶりに多く含まれるDHA、EPAがたっぷり摂取できます。

材料(2人分)
ぶりの切り身...2切れ
白菜...1/8個
しめじ...1/2パック
(A)だし汁(昆布)...2カップ
(A)薄口しょうゆ...小さじ1/2
(A)塩、こしょう...各適量

作り方
① 白菜は食べやすい大きさに切り、しめじは石づきを取ってほぐす。ぶりは塩、こしょう各適量をふり、魚焼きグリルで軽く焼き目がつくまで焼いて中まで火を通す。

② 鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったら白菜としめじを加えて弱めの中火で5分ほど煮る。ぶりを加えてさっと煮て、塩、こしょう各適量で味をととのえる。

香ばしく焼くひと手間で、グンとおいしく!
「焼きたらとにんじんのスープ」

ブリやタラをスープ仕立てで。認知症予防に味わいたい「脳の活性化スープ」レシピ2選 2011_P054_02.jpg

1人分153kcal/塩分1.3g

良質なたんぱく質、ビタミンA、C、Eなど脳に大切な栄養素がまんべんなく摂れるスープ。青魚が苦手な人にもおすすめです。

材料(2人分)
生たらの切り身...2切れ
にんじん...1/2本
セロリ...1/2本
オリーブ油...大さじ1
にんにくのみじん切り...1片分
白ワイン...大さじ1
(A)水...11/2カップ
(A)鶏がらスープの素...小さじ1/4
塩、粗びき黒こしょう...各適量
タイム(あれば)...少々

作り方
① たらは3~4等分に切り、塩、粗びき黒こしょう各少々をふる。にんじんはピーラーで薄く削り、セロリは2~3等分の長さに切って薄切りにする。

② フライパンにオリーブ油を熱し、たらを焼く。両面にうっすらと焼き色がついたらフライパンを傾けて油を集め、にんにくを加えて香りを油に移す。

③ 香りが出てきたらセロリ、にんじんを加えてさっと炒める。白ワインを加え、煮立ったらAを加えて1~2分煮る。塩適量で味をととのえ、粗びき黒こしょう適量をふる。器に盛り、タイムをのせる。

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取材/坂本典子、佐藤由香(シェルト* ゴ) 撮影/吉田篤史

 

<教えてくれた人>
管理栄養士・料理研究家
成澤文子(なりさわ・あやこ)さん
家庭で簡単に作れる本格レシピが人気。テレビや雑誌、企業等へのレシピ考案で活躍するほか、食育指導や特定保健指導など、健康支援でも活動。『作りおき&朝10分糖質オフのラクチン弁当365』(学研プラス)など著書多数。

この記事は『毎日が発見』2020年11月号に掲載の情報です。

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