60平米の賃貸マンションで、共働きをしながら4人の子どもを育てるベリーさん。ブログにつづったワーキングマザーの暮らしのワンシーンに、家事をラクにするたくさんの工夫があると話題になっています。今回は、そんなベリーさん初の著書『シンプル丁寧に暮らす』(すばる舎)から、すぐに真似できる「暮らしをラクにするコツ」を一部抜粋してお届けします。
「使う場所」に置く。同じはさみが3か所に
ものは、「使う場所」に置くようにしています。
どこかの部屋に取りに行き、戻ってきて使う......となると、使った後に元の場所に戻さなかったり、そもそも取りに行くのが面倒で、しようと思っていたことを後回しにしてしまったりするからです。
わが家では、同じはさみを3本も持っています。
1本はダイニングの文房具コーナーに。
その日届いた書類の封筒を開けるときなど、毎日のように使います。
キッチンにも1本。
パスタや乾物の袋を開けるために。
もう1本は洗面所の収納棚です。
洗面所には洗濯機があり、服やタオルにほつれがあれば、気づいたときにチョキンと切ります。
洗面所。服やタオルのほつれを切るときなど用に。
ダイニングの文房具コーナーに。文房具は使う分だけを置き、ストックは別の場所に保管。
もしはさみが1本しかなかったら、どうなるでしょうか。
リビングで使ったはさみをキッチンに持って行ったり、脱衣所に持って行ったりする必要が出てきます。
そうすると、毎回決まった場所に戻せる自信がありません。
ましてや、家族は戻せないでしょう。
わが家には3本でちょうどいい感じです。
家族のものを置く場所は、動線を考えて場所を決めます。
入浴後に履く下着とパジャマは、バスルームから出てすぐ手に取れるように脱衣所に。
家族も使う筆記用具は、リビングの文房具コーナーへまとめています。
取りに行って使っているものがあれば、置き場所を見直すようにしています。
夫のキーケースや財布はキッチンカウンターの上を置き場所に。帰宅したら、玄関からどこに立ち寄ることもなく置けるようにと考えて。
脱衣所に置いた収納カゴには、入浴後に着る下着とパジャマを入れて。家族分をまとめて入れています。
撮影/林ひろし
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キッチンの使い方や物の管理法、家のルールまで、スモールスペースでも6人家族がストレスなく暮らす工夫が全7章にわたって紹介されています