骨や軟骨、皮膚や内臓、血管を作るのに欠かせないたんぱく質の一つが、コラーゲン。
コラーゲンなくして人の体は構成することができないほか、細胞と細胞をつなげる役目も担っています。
そんなコラーゲンを鶏手羽元から簡単に摂れるコラーゲンスープの素を鍋のだしに使う、あったかお鍋を、管理栄養士、料理研究家の村上祥子さんに教えてもらいました。
シメは雑炊にしてスープも残らずいただきます。
※コラーゲンスープの作り方は記事の最後にご紹介しています。
鯛は高たんぱく、低脂肪。その上、ロイシンたっぷり!体の不調を軽減してくれます。
「鯛と水菜のコラーゲン鍋」
1人分225kcal/塩分0.8g
材料(2人分)
鯛(たら、ひらめなどの白身魚でも)...2切れ(120g)
水菜...200g
コラーゲンスープの素...1と1/2カップ
にんにくのすりおろし...小さじ1/2
塩...小さじ1/4
レモン...1/2個
作り方
①鯛は各3つに切る。水菜は6㎝長さに切る。
②鍋にコラーゲンスープの素を入れ、火にかけて溶かし、煮立ったら①を入れ、中火で煮る。鯛に火が通ったら火を止める。
③取り皿にレモンの搾り汁とAを混ぜて具をつけていただく
※シメにご飯(分量外)を加えて雑炊にしてもおいしい。
※汁の量が少ないときは、水1/2カップを足しても。
コラーゲンスープの素だけでなくスープをとった後の手羽先は具材に利用。ぷるぷるお肌が期待できます。
「鶏としめじの寄せ鍋」
1人分254kcal/塩分1.5g
材料(2人分)
しめじ...1パック(100g)
長ねぎ...1本(100g)
コラーゲンスープの素...1と1/2カップ
白だし...大さじ3
手羽先(スープをとったもの)...4本
かぼす、またはゆず(半月切り)...1/2個
作り方
①しめじは石突きを落としてほぐす。長ねぎは斜め薄切りにする。
②鍋にコラーゲンスープの素、白だしを入れて火にかける。スープの素が溶けたら、手羽先と①を入れる。
③具材に火が通ったらかぼすを並べ入れ、汁ごと取り分けていただく。
※シメにご飯(分量外)を加えて雑炊にしてもおいしい。
※汁の量が少ないときは、水1/2カップを足しても。
コラーゲンスープの素の作り方
冷蔵で1週間、冷凍で1カ月保存可能
材料(できあがり1.5L分)
鶏手羽先...800g
水...2L
A
ローリエ...1枚
しょうが(皮付き薄切り)...2枚
長ねぎの青い部分...2本
作り方
①鍋に熱湯(分量外)を沸かし、手羽先を2本ずつ30秒ほど湯通しし、冷水にとる。
②水の中で洗って汚れを落とし、水をきる。
③圧力鍋に②と水、Aを入れ、ふたをして火にかけ、圧がかかったら、弱火で20分加熱し、火を止める。
④そのまま常温で一晩おいたらスープをざるでこす。
⑤スープと手羽先は別々の保存容器に入れて冷蔵する。
⑥スープがゼリー状になると上に黄色い脂肪が固まるので取り除く。
※できあがり量が多い場合は、全ての材料を半量にして作ってもよい。
※普通の鍋で作るときは、水は5Lにして煮立ってきたらアクを除き、弱火にし、落としぶたをしてふたを少しずらしてのせ、弱火で3時間煮る。
※小分けにして冷凍保存しておいても便利。