<この体験記を書いた人>
ペンネーム:悩める主婦
性別:女
年齢:47
プロフィール:中高生の子供と主人の4人暮らし。食べざかりの息子と食べたがりの主人、どう食費をやりくりしようと考える日々です。
年齢48才、身長173センチ、体重98キロの主人がいます。
ことあるごとに腰が痛い、膝が痛いと訴えているので、軽く「ダイエットしてみる?」と話したら「いいよ」と軽く返ってきました。
いつもはダイエットするなんて絶対に言わない主人なので、なんだか私の気持ちが分かってもらえたような気がしてうれしくなりました。
その方法は、以前から話題にしていた「ダイエットスープ」。
「具沢山の野菜スープを食事の前に食べる」というものです。
早速作ってみて私も食べたところ、ごはんが少なくてもお腹がいっぱいに。
「美味しいしこれなら続けられるぞ」と手ごたえアリ!です。
一方の主人は「スープに塩が足りない」など文句を言いながらも、しっかりと食べてくれました。
そうしてダイエットを始めて一週間たったころ...私は「何か変だ」と違和感を感じ始めました。
...というのも、主人の食事の量がまったく減らないのです。
98キロの体を20年も維持している主人。
彼の胃袋はすごく大きくなっていたのでしょう。
ダイエットスープを1、2杯食べても、ご飯をいつも通りに食べる毎日なのです。
へたをすれば、ダイエットスープを飲まない子供達より、野菜も栄養もたっぷり取っている状態に...。
日頃私に注意される食前のおやつも「ダイエットスープを飲むからいいじゃん」とバクバク。
食後のおやつは「デザートだから食事の一貫です」と言ってパクパク。
気づけば摂取カロリーは以前より増えている状態になっていました。
しかも、いつもダイエットスープは大量に作るのですが、3日もてばいい方で2日で無くなってしまいます。
そのレシピ通りに作っているので、3日〜5日はもつはずなのですが...。
そのため、いつもの食事の支度に加えてダイエットスープを作る手間が増え、だんだん私が辛くなってきました。
もちろん、家族の食事は今まで通りなので、ダイエットスープ分の材料費・手間がそのままプラスされてしまったのです。
それでも体重が減ったり、お腹周りがスッキリすればと1カ月頑張ったのですが、主人に全く変化はみられませんでした。
どうしよう...と悩んでいた時、食後に「なんかな〜い?」と戸棚を開けておやつを探している主人を見て...
私の中で何かが切れました。
「そうやって食べるのをやめないとダイエットしてることにならないんじゃない? だったらダイエットスープやめていい?」と私。
ところが主人の返答はこうでした。
「いいよ。そもそも、君が言い出したから食べてただけだし」
私が「ダイエットする?」と言い出し、主人は「いいよ」と私の提案を受けていただけだった、というのです。
主人の認識は...「私が作った塩味薄めのスープを食前に好きなだけ食べていただけ」だったんです!
...心の底から、意味のないことしちゃったなと思いました。
もちろんすぐにスープダイエットは辞めました。
主人自らダイエットスープ作るくらいの覚悟がないと、食事を制限するなんて無理だったんだと思います。
良い勉強になりました。
もう「主人にダイエットしない?」なんて私からは二度と言い出さないよう気を付けています。
それでも、主人が本気で痩せたいと考えたときには...きちんとフォロー出来るよう、準備だけはしておこうと思います。
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