日頃の感謝を伝えるために贈る「お中元」。貰う側は嬉しい限りですが、贈る側は「誰に贈るか」「何を贈るべきか」など悩みどころがたくさんありますよね。つい先日も、「義実家にお中元を贈りますか?」という話題が注目を集めました。
お中元を贈らない理由は...
義実家へのお中元に悩みを募らせているのは、新婚ホヤホヤの28歳女性。事の発端は実母からの連絡で、「同居していない義父母にはお中元やお歳暮を贈るのが常識」「時期がきたら義実家にお中元を贈りなさい」と言われたそうです。しかしその旨を旦那さんに相談したところ、「贈らなくていい」と返答が。彼女自身も義父母には母の日と父の日に贈り物をしていたので、お中元はいらないのではないかと悩んでいるといいます。
そんな彼女のお悩みに対し、世間からは「贈る派」と「贈らない派」で意見が真っ二つに。たとえば"お中元・お歳暮を毎年贈っている"という人からは、「贈らなかったときに『気が利かない』って陰口言われる可能性があるので、一応贈っておく」「私も毎年贈るよ。独身の頃から実家に贈っていたから、義両親にも当然贈るものだと思って」などの理由が上がっていました。
しかし圧倒的に多かったのは"贈らない派"の意見。ネット上に寄せられたコメントには、「夫に相談して『贈らなくていい』と言われたので贈っていません」「はじめの頃は贈ってたけど、義母からやめようと言われてからは贈ってない。相手の負担になるし、必ずしも贈ることが正しいとは限らないと思う」「義両親は遠方に住んでいて、特別世話にもなってないから贈ってないよ」との声が。
さらに「贈って固辞&説教された」と語る女性は、結婚1年目のときに義実家へお中元を贈ったことがあるそう。後日義母から「今後は不要」と言われたものの、「それでもやっぱり...」と年末にお歳暮を贈りました。すると義母からたっぷり説教される羽目に。彼女は「それ以来、贈り物は母の日と父の日、お誕生日だけ」「1度贈ってみて、相手の反応を見るのも1つの手かも」とコメントしています。
「お中元を贈る予定の相手」第1位は?
ネット上では「贈らない派」の意見が多いようですが、実際に今年お中元を贈る人はどのくらいいるのでしょうか。
2019年5月に発表された「お中元に関する調査」(「Pontaリサーチ」調べ)では、男女3,000人に対してアンケートを実施。"今年のお中元の実施予定"について尋ねてみたところ、「贈る予定(28.9%)」「良いものがあれば贈ってもよい(13.3%)」と答えた人が42.2%という結果に。年代別で見てみると年代が上がるほど割合が高く、60代に関しては6割以上の人が「贈る予定」「良いものがあれば贈ってもよい」と回答しています。
続いて"お中元を贈る予定の相手"を聞いてみると、第1位には「恩師や友人など、お世話になった人(42.4%)」がランクイン。次いで第2位は「親・義理の親(35.9%)」、第3位には「親・義理の親以外の親戚(33.7%)」が並んでいました。
人によってお中元事情は全く異なるようす。あなたは義実家にお中元を贈っていますか?
文/藤江由美
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https://www.loyalty.co.jp/storages/pdf/190528_2.pdf