「プレゼント」と一口にいっても、種類は実に様々。物品や花束を贈る人もいれば、お店には売っていないものをプレゼントする人も。しかし時にその贈り物が、誰かの悩みの種になっている可能性があるかもしれませんよ。
義母からのプレゼントに喜べない理由とは?
「お義母さんからのプレゼントにうんざり...」と嘆くAさんは、よく義母から手作りプレゼントを貰うそうです。しかしその手作り品はAさんの趣味でない色やデザインのものばかりで、"使いたくない"というのが正直なところ。では世のお嫁さんたちは、義母からの手作りプレゼントをどのように断っているのでしょうか。
数あるコメントの中には、もちろん「『いらない』ときっぱり断った」という人もいます。しかし義母から手作りプレゼント攻撃を受けるほとんどの人が、「断りにくい」「傷つけたくない」などの理由から別の方法で対処していました。
例えば「うちの義母は手芸が趣味で...」と語るBさんも、義母からの手作り品に悩むひとり。彼女は"せっかくもらうならせめて自分の趣味に合ったものがほしい"と考え、義母が作るものをBさん自身でプロデュースすることに。色やデザインは予め指定し、手芸で使う材料は全て彼女が用意。おかげで義母の気持ちを尊重しながら、悩みの種を1つ解消したとのこと。
その他にも「手作り品を段ボールに溜めてバザーの時に大放出する」「今まで貰ったプレゼントを少しずつ捨てていく」「自分がほしいものをリクエストしてみる」「『お義母さんのようになりたい』と言って自分もハンドメイドに挑戦」などの声が。しかし"手放す系"の意見については、「『やっぱり返してほしい』と言われるのが怖くて捨てられない」という声も上がっていました。
ハンドメイド作品をギフト用に購入する人急増中!?
手作りプレゼントが招いた今回の一件。多くの人が抵抗を感じているようにも思えますが、手作りプレゼントに全く需要がないわけではありません。
一般社団法人日本ホビー協会「ホビー白書 2016」によると、国内のCtoCハンドメイドマーケットの流通額は年々拡大している模様。その背景には、近しい間柄の人へ気軽に贈る「カジュアルギフト」の需要拡大が大きく関係しているようです。
GMOペパボ株式会社とGMOリサーチ株式会社は、2017年4月に「ハンドメイド作品のギフト購入実態調査」を発表。同調査ではギフト用ハンドメイド作品の購入経験者を対象に、アンケートをおこなっています。
まず"ハンドメイド作品を誰に贈るために購入したのか"を尋ねてみた結果、上位には「(ママ友・趣味友以外の)友人」「母親」「子ども」といった回答が並びました。一方"ハンドメイド作品を購入した目的"については、最多の「誕生日」に次いで「ちょっとしたプレゼント」がランクイン。
そこで"ハンドメイド作品を購入した理由"についても聞いてみたところ、第1位「特別感がある」、第2位「他の人とかぶらない」、第3位「手作りのほうがぬくもりがあるから」という結果に。想いを込めて選ぶギフトだからこそ、特別感のあるハンドメイド作品が良いと考える人が多いのかもしれませんね。
もし義母や友人から手作り品をプレゼントされたら、あなたはどのように感じますか?
文/藤江由美
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