ふくらはぎはもんじゃだめ!もみすぎると「危険な理由」って?

「すき焼きで肉としらたきは離す」「窓を開けて掃除機をかける」といった、誰でもやっている常識に落とし穴が!?実は「損する」「効果なし」な習慣を集めた人気の"やってはいけない本"『日本人の9割がやっているもっと残念な習慣』(青春出版社)から、日常をすぐに改善できる12の方法を連載形式でお届けします。

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【ふくらはぎを揉みほぐし】健康のために揉んで、血流を良くする

ふくらはぎをよく揉むと、全身の血流が良くなって健康になれる。こう信じて毎日実行している人は、これまで命にかかわる病気にならなくて幸いだった。

脚に下りてきた血液は、ふくらはぎの筋肉がポンプのような働きをすることによって、心臓に向かって押し上げられる。ふくらはぎを揉むという"健康法"は、このポンプ機能を高めることが目的だ。しかし、ふくらはぎから心臓に向かう静脈は、血流が悪いので、血の塊である血栓ができやすい。強く揉みほぐすと、この血栓がはがれて血液の流れに乗って移動し、肺の血管などに詰まる恐れがあるのだ。

血行を促すのは良いことだが、その方法はふくらはぎを揉むことではない。ウォーキングをはじめ、足を使った運動を心がけるほうがはるかに効果的だ。

【インフルエンザ】予防のため、アルコール消毒は念入りに

インフルエンザが流行する季節、量販店をはじめ、さまざまな施設でアルコール消毒の容器が備えられている。それらを見つけるたびに、念入りに手や指を消毒。加えて、帰宅したときも消毒を励行している人は多そうだ。

確かにアルコール消毒は、インフルエンザ予防法として効果が高い。ウイルスを覆う脂溶性の殻がアルコールで破壊され、感染力が低下するからだ。しかし、アルコールは脱脂・脱水効果が強いことを忘れてはいけない。

頻繁にアルコール消毒を行えば、皮脂と水分が失われ、肌を守っている常在菌も取り除かれる。やり過ぎると手荒れになって、かえって病原菌の温床となる恐れがあるのだ。アルコール消毒をする場合、肌の状態を見ながら適度に行うようにしよう。

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誰もがやっているけど本当はやってはいけない習慣はまだまだある!健康、家事、美容、食品保存など生活に密接した10ジャンルから、選りすぐった132の"残念な習慣"。理由と対処法も紹介されているので、すぐに改善できます。

 

ホームライフ取材班

「暮らしをもっと楽しく! もっと便利に! 」をモットーに、日々取材を重ねているエキスパート集団。取材の対象は、料理、そうじ、片づけ、防犯など多岐にわたる。その取材力、情報網の広さには定評があり、インターネットではわからない、独自に集めたテクニックや話題を発信し続けている。

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『日本人の9割がやっているもっと残念な習慣』

(ホームライフ取材班/青春出版社)

いつも何気なくやっている習慣の中には、実は「損する!」「危ない!」「効果なし!」なことがあふれている!暮らしの中に潜む残念なモノゴトを集めて人気を博した前作に続き、まだまだ知られていない「残念な習慣」をまとめた待望の続編。やってはいけない理由と正しい使い方、さらに裏ワザまで、すぐに使える日常の改善策が盛りだくさんです。

※この記事は『日本人の9割がやっているもっと残念な習慣』(ホームライフ取材班 /青春出版社)からの抜粋です。
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