歯ブラシは濡らさない方が汚れが落ちる? 毎日の歯磨きが変わる新常識!

毎日行う歯磨き。どうせ磨くなら、効率よく磨きたいものですよね。今回は、毎日の歯磨き習慣が変わるかもしれない豆知識をご紹介しましょう。

歯ブラシは濡らさない方が汚れが落ちる? 毎日の歯磨きが変わる新常識! 181017_haburasi_01.jpg
歯磨き後はゆすぎ1回で十分?

今年9月に放送された「この差って何ですか?」(TBS系)では、"昔と今で変わった歯の健康常識"を特集。歯磨きの新常識が登場しました。

最初に紹介された新常識は「食べたらすぐに歯磨きをしない」というもの。食べた後すぐの口の中は酸性状態で、虫歯が細かくできた状態に。しかし唾液が口の酸性状態を中和し、唾液に含まれるカルシウムが虫歯を埋めてくれるそうです。この時に歯磨きをしてしまうと、唾液が虫歯を修復する働きを妨害。食後は、30分以上経ってから歯磨きをするのが良いのだとか。

続いて登場したのは「歯磨き後のゆすぎは1回で良い」という新常識。歯磨き粉には、歯をコーティングして虫歯から守るフッ素という成分が。口をゆすぎ過ぎるとフッ素を洗い流してしまうので、歯磨き後はゆすぎ1回で十分だといいます。

最後の新常識は、「歯を磨く前は歯ブラシを濡らさなくて良い」というもの。なぜなら歯ブラシを濡らすと歯磨き粉の泡立ちが良くなり、ちょっと磨いただけで"磨いたつもり"になってしまうから。

番組では、同じ人に同じ食事を食べてもらって実験を敢行。すると歯ブラシを濡らしていない方が、濡らした場合に比べて歯磨き時間が約3倍も長くなりました。また磨き残しをチェックしたところ、濡らしていない方が圧倒的に歯垢が少ない結果に。

これらの新常識を知った視聴者からは、「知らないことが盛りだくさん! 勉強になりました」「めちゃくちゃタメになる。早速夜の歯磨きからから実践しよう」「これ全部実践してた。1日1回しか歯磨きしてないけど、歯医者さんにはしっかり磨けていると褒められるよ」といった声が上がっていました。


年収が高い人ほど"歯周ポケット"をしっかりケアしている!?

以前「パナソニック」が「歯磨きに関する意識調査」をインターネット上で実施。歯周病ケアを大切にしている人は"年収が高い傾向にある"という驚きの結果が出ています。

まず「歯を磨いているときに意識しているポイント」について調査したところ、1位は「歯と歯の隙間に入るように磨く」(61.5%)、2位は「一本一本磨く」(43.8%)という結果に。歯周病予防で重要とされている、「歯周ポケットの中まで磨く」(23.8%)や「歯肉と歯の境目にブラシを45度にあてる」(11.5%)を意識している人は少ないことがわかりました。

続いて、上記の質問で「歯周ポケットの中まで磨く」と回答した人の割合を年収別で集計。その結果、「年収800万円以上の人」は34.4%で「年収400万円未満の人」と比べて1.5倍も高いことが判明しています。

毎日行うからこそ、キチンとしておきたい歯磨き。適切なケアを続けていけば、大きな運が舞い込むかもしれませんよ。

関連記事:「歯と歯の"スキマ"で使い分け。歯間のケアは歯間ブラシやデンタルフロスを/口と歯」

文/藤江由美

 

この記事に関連する「暮らし」のキーワード

PAGE TOP