「ヨーグルト×大根おろし」が最強⁉ 自律神経研究の第一人者・小林弘幸先生に教わる「朝の腸活」

簡単みそ汁で腸のスイッチをオン
小林先生によると「みそ汁は腸内環境を整える最強の解決方法」。

発酵菌を持つみそが腸内環境を整える他、胃腸を温めて腸の動きを促します。

だしは顆粒だし、具材は好みの簡単なものでOK。

食物繊維や発酵菌を含むもの、交感神経の働きを高める植物性たんぱく質が豊富な大豆製品を入れれば、「腸活」効果がさらに上がります。

【おすすめの具材】

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食物繊維が豊富。特有のネバネバは便秘解消にも効果があります。

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納豆菌に含まれる酵素は熱に弱いので、加熱しないことがポイント。

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植物性たんぱく質を多く含み、交感神経の働きを高める作用も。

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植物性たんぱく質やカルシウムが豊富。コクやうま味を加えます。

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食物繊維やミネラルが多く、低カロリー。乾燥タイプを使うと手軽。

最強の組み合わせは
ヨーグルト×大根おろし

「ヨーグルト×大根おろし」が最強⁉ 自律神経研究の第一人者・小林弘幸先生に教わる「朝の腸活」 2406_P009_6.jpg腸内環境を整えるのに有効なヨーグルトは、まずは1~2週間食べてみて良い兆候が現れるものを1日200gを目安に摂りましょう。

その効果をより高めるのが「大根おろしヨーグルト」。

ヨーグルトの乳酸菌、大根の食物繊維、善玉菌のエサとなるはちみつのオリゴ糖が、腸の働きを高め、排便や肌荒れなどを改善します。

<大根おろしヨーグルトの作り方>
無糖ヨーグルト200gに、大根おろし大さじ2、はちみつ大さじ2を加えるだけ。食後に食べるのがおすすめです。

グリーンのバナナが
腸のバランスを整える

「ヨーグルト×大根おろし」が最強⁉ 自律神経研究の第一人者・小林弘幸先生に教わる「朝の腸活」 2406_P009_7_W500.jpg「バナナには、腸を整えるレジスタントスターチが充実。特に、茎に緑色が残るバナナに豊富です」と、小林先生。

また、バナナには食物繊維が多く、カロリーはご飯や食パンの約半分。

糖質の消化・吸収も緩やかで、食後血糖値の急上昇を防ぐ効果も。

朝食をとる習慣がない人は、まずはバナナ1本だけでも食べるようにしましょう。

バナナの栄養効果
(1)レジスタントスターチ
別名「難消化性デンプン」。腸の奥まで運ばれ、善玉菌のエサとなって短鎖脂肪酸を作り、腸内環境を整えます。
(2)GABA
野菜や果物に含まれるアミノ酸の一種。血圧降下の他、副交感神経を優位に働かせ、心身を落ち着かせる効果も。
(3)食物繊維
善玉菌のエサとなる水溶性、腸のぜん動運動を活性化して排便を促す不溶性の2つの食物繊維を豊富に含みます。

 

<教えてくれた人>

順天堂大学医学部 教授
小林弘幸(こばやし・ひろゆき)先生

1960年生まれ。自律神経研究の第一人者。日本初の便秘外来を開設した腸のスペシャリスト。学生時代はラグビーに熱中、スポーツにも造詣が深く指導も。著書多数。

この記事は紙&WEBマガジン『毎日が発見』2024年6月号に掲載の情報です。

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