腸の細胞に刺激を与えるリンパ体操で風邪予防【前新マミさんが指南】

腸内の免疫細胞を刺激し、風邪予防に繋げる方法を紹介します。食事だけでなく、運動やマッサージで腸活を促し、座りがちな生活による便秘や免疫力低下に立ち向かいましょう。今回はリンパティックストレッチ(リンパ体操)を開発した、前新マミ(まえあら・まみ)さんに腸を刺激するリンパ体操を教えていただきました。

この記事は月刊誌『毎日が発見』2024年1月号に掲載の情報です。


リンパ体操とは
練習量の多いバレリーナの疲れを取り、筋肉を蘇らせるメンテナンスのためにリンパティックストレッチ(リンパ体操)を開発。リンパの流れを促進し、体や筋肉を修復・回復、歪みを正すのが目的です。


『免疫を司る腸の細胞に刺激を与えて風邪を予防します』

腸には免疫細胞の70%ほどが集まっているといわれています。

食べるもので腸活を心がけている人は多いかと思います。

実は運動や直接腸をマッサージすることで腸を動かすと、働きが良くなり細胞も活性化し、腸活になります。

座る時間が長くて便秘になったりすると、腸内フローラのバランスも崩れて免疫力も低下してしまいます。

細菌やインフルエンザウイルスが体内で悪さをしないように、免疫の砦である腸を動かして免疫細胞を元気にしましょう。

こんな人はぜひトライ!
□風邪をよくひく
□座っている時間が長い
□便秘気味

《腸のマッサージ》

大腸は骨盤に吊り下がるように固定されている場所があり、このおかげで大腸が移動しないですんでいます。ただ、その部分が硬くなっている人も多く、押したりマッサージするととても痛いことがあります。よくもんでほぐしてあげると腸の血流やリンパの流れがよくなります。

腸の細胞に刺激を与えるリンパ体操で風邪予防【前新マミさんが指南】 2401_P058-059_01.jpgあお向けになり力を抜いて上下にこするようにマッサージします。

腸の細胞に刺激を与えるリンパ体操で風邪予防【前新マミさんが指南】 2401_P058-059_02.jpg骨盤の内側の際のところ、触ると硬かったり痛いところがあるので、そこをよくもみます。


うつ伏せになり、上体を起こして体の前側からおなかをしっかり引き伸ばします。
腰は反らさないで、おなかを引き伸ばすことを意識します。
腹筋全体を伸ばすことで腸にも刺激が届いていきます。
伸ばしたら8秒キープします。

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腸の細胞に刺激を与えるリンパ体操で風邪予防【前新マミさんが指南】 2401_P058-059_03.jpg2.

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ひじが伸びきらない場合は曲がっていてもOKです。

お風呂でストレッチ

腸の細胞に刺激を与えるリンパ体操で風邪予防【前新マミさんが指南】 2401_P058-059_06.jpg深い呼吸は自律神経を落ち着かせ、自律神経が整うと腸も良い状態に導くことができます。鼻から吸って鼻から吐く呼吸をリラックスして繰り返します。

構成・取材・文/石井美佐 撮影/藤田浩司 ヘアメイク/ange

 

前新マミ(まえあら・まみ)さん

1950年、北海道函館市生まれ。バレリーナ、プロダンサーとして活躍。メンテナンスのためのリンパティック・ストレッチを考案。著書に『寝たままスッキリ! リンパ体操』(高橋書店)他。

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

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