普段の行動が命を左右する! 災害が迫る前にできること、知っておきたいこと

地震や水害などの災害が頻発しています。洪水警報や立ち退き避難、避難勧告など、市区町村から発令される「避難情報の基本」についてきちんと理解できていますか? いつ来てもおかしくない災害のために、今できることについて、防災・危機管理アドバイザーの山村武彦さんに教えていただきました。

前の記事「食器代わりやトイレにも!災害時に役立つ大小ポリ袋・食品ラップ活用術!(3)」はこちら。

 
恐ろしい災害から命を守るために、普段からできること、知っておきたいことはたくさんあります。

●災害時に元気が出るよう好みの備蓄を

災害時の非常食はおにぎりなどが中心になりがちです。「しかしそんなときだからこそ好きな食料を備えておくことも大切です」(山村先生)。最近ではお惣菜や、乳酸菌入りのお菓子も販売されているので、お好みで備蓄するといいでしょう。また夏季以外、避難所などでは体温が奪われやすいので、アルミシートの準備もおすすめします。

 
●雨の日散歩で事前に家の周りを確認

雨の日に(大雨の日や避難勧告が出ている日を除く)、自分の家の周りを降った雨がどのように流れていくか、側溝やマンホールはどこにあるかを確認しましょう(大雨や洪水になった時、側溝やマンホールが外れて落ちてしまい命を落とすこともあるので)。

また時間のあるときに避難場所まで歩き、経路が安全かどうかも確認を。もし橋や急傾斜地を通らないといけない場合は違う経路がないかを探しておきます。さらに、水害で避難する際、傘や棒で水中に危険物がないかを確認しながら移動し、家族がいる場合はハザードマップを手に全員で1本のロープを握って避難することを覚えておきましょう。1903_p033_04.jpg
 

●防災に備えて、防災メールを登録しましょう

各市区町村が「防災メール」を配信しています。パソコンやスマートフォンなどからアクセスして登録すると、緊急災害情報、避難情報などの緊急を要する災害情報をメールで知らせてくれます。

西日本豪雨では防災行政無線の放送が聞こえなかった地域もあり、避難が遅れたこともありました。不測の事態に備え、ぜひ登録しましょう。(防災メールは自治体により名称が異なります)1903_p032_01.jpg
 

●紙幣が損傷した場合、交換してくれるか?

災害で水に浸かって切れてしまったり、汚れてしまったりして使用困難となった紙幣は、残っている面積により交換可能な場合があります。近くの銀行に持参すると鑑定してくれるので、以下を参考に免許証や保険証、印鑑を持参のうえ、訪れましょう。

・紙幣の面積3分の2以上残っていれば全額交換
・紙幣の面積3分の2未満、5分の2以上残っていれば半額と交換(1万円札の場合は5000円と交換)
・紙幣の面積5分の2未満であれば交換不可

 
取材・文/中沢文子 イラスト/コウゼンアヤコ

 

 

<教えてくれた人>
山村武彦(やまむら・たけひこ)先生

防災・危機管理アドバイザー。防災システム研究所 所長。世界の災害の現地調査、研究を実施。講演や執筆活動を通じ防災意識啓発に取り組む。大企業などの防災アドバイザーとして事業継続計画などに携わる。

この記事は『毎日が発見』2019年3月号に掲載の情報です。

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