家には「紙」がたまり続ける! 残すべき「2種類」と「6つの分類」をする「紙片づけ」

残した紙は6つのボックスでファイリング

この④に分類された紙だけを「暮らし」「健康」「教育」「マネー」「取説・保証書」「未処理」の6つのボックスを作って管理していくのが石阪式の「紙片づけ」です(すぐに判断や処理ができない②や③の紙もとりあえず④の「未処理」に入れてOKです)。

この時に注意したいのは、引き出しが横向きについている「レターケース」を使わないこと。多くのご家庭が書類の管理に「レターケース」を使われていますが、「紙」は横に重ねたら、見つかりにくく出し入れしにくくなり、せっかく分類しても機能しなくなります。

ですから取っておくべき紙は、すべて立てた状態で、ファイルボックスに入れて管理することが大事です(おすすめのファイルボックスやその中を分ける個別フォルダなどの具体的アイテム、6つのボックスの中にどのような書類を分類すべきかなどは『人生が変わる 紙片づけ!』の中で詳細に紹介しています)。

子どもの作品など、思い出のものはどうする?

「金目の紙」でも「使う目的のある紙」でもないけれども、なかなか捨てられないのが子どもの作品など、思い出のものたちではないでしょうか。

もし素晴らしい作品があったらしまいこんでおくのではなくて、額装してしばらく部屋に飾ってあげると子どももテンションがあがります。時間が経っても捨てたくない作品は写真に撮ってデータ化するのがおすすめです。フォトブックにしていつでも見られるようにしておくとよい思い出になります。

絶対捨てたくないものは「棺桶ボックス」に

また、私は、子どもたちにもらった手紙などは、B5サイズくらいの黒いケースに「ここに入るだけ」と決めて、保管しています。名付けて「棺桶ボックス」。自分がこの世を去る時に棺にいれてもらうようお願いしてあり、一緒にあの世にもっていく思い出の品たちです。

 

石阪 京子

片づけアドバイザー。宅地建物取引士。JADPメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。大阪で夫と不動産会社を起業、夢のマイホームを手に入れても片づかないことで理想の暮らしができないと諦めている多くの人に出会う。自分にできることはないかと女性目線での建築設計、引っ越し後のアフターフォローとして家の片づけを提案。独自メソッド「一度やれば絶対にリバウンドしない」が特徴で、これまで様々な片づけ方法を試したり、プロに頼んではリバウンドを繰り返してきたりした人たちの「最後の駆け込み寺」となり、約1000人が成功。現在は、収納監修、片づけレッスンほか、各地でトークイベントなどを開催し、「書類の片づけ」に特化した回も行う。著書に『一回やれば、一生散らからない「3日片づけ」プログラム これが最後の片づけ!』(ダイヤモンド社)、『一生リバウンドしない! 奇跡の3日片づけ』(講談社)などがある。

※本記事は石阪京子著の書籍『人生が変わる 紙片づけ!』(ダイヤモンド社)とダイヤモンド・オンラインに掲載の記事から、一部抜粋・編集しました。

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