家を片づけたいけど、「何から手をつけていいかわからない」「途中でイヤになった」「すぐ元に戻っちゃう」なんて悩み、抱えていませんか? 実は片づけられないのは「脳」のせいかもしれません。脳の働きを理解し、弱い部分を鍛えることで「片づけ脳」に変える。「片づけ上手になるための脳トレ」で話題の書籍から、そのエッセンスを連載形式でお届けします。
※この記事は『片づけ脳―部屋も頭もスッキリする!』(加藤俊徳/自由国民社)からの抜粋です。
片づかない!?イライラは脳を劣化させる
片づけられない、あるいは、片づいていない状態を目にしてしまうと、それをストレスに感じる人は多いでしょう。
ただ、片づけというのは、そのまま放っておいても、日々の生活に直接ダメージを与えるわけではなく、放置していても死にはしません。ですから、毎日忙しく生活する中では、それより他にやらなくてはいけないことがたくさんあるので、片づけはつい、後回しになってしまいます。
でも、だからこそ、心のどこかでずっと気になってイライラしてしまいます。「気になっている」ということは、頭のどこかで意識している、それだけ脳を使っているということです。じつは、それが結果的に脳を弱くしてしまっているのです。
脳を使うには、酸素が必要です。気になることがあって、脳を使い続けていると、酸素を使いすぎてしまいます。すると脳は酸欠状態になり、息切れして、ストレスを感じてしまうのです。つまり、片づけの問題を解消しない限り、ストレスは永遠になくなりません。
仮にストレスを自覚していなくても、脳が弱っているために仕事の効率が悪くなるなど、どこかで影響が出てきている可能性があります。片づけに起因するストレスは、じわじわと脳にダメージを与えています。でも、今、それに気づいたあなたは、ラッキーです!
何度もお伝えしているように、脳はいくつになっても、鍛えられるのですから、その脳の弱みは解消できるのです。そして解消すれば、少しずつ「片づけ脳」になっていきます。
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