「片づかない」イライラが脳を劣化させるってホント?

家を片づけたいけど、「何から手をつけていいかわからない」「途中でイヤになった」「すぐ元に戻っちゃう」なんて悩み、抱えていませんか? 実は片づけられないのは「脳」のせいかもしれません。脳の働きを理解し、弱い部分を鍛えることで「片づけ脳」に変える。「片づけ上手になるための脳トレ」で話題の書籍から、そのエッセンスを連載形式でお届けします。

※この記事は『片づけ脳―部屋も頭もスッキリする!』(加藤俊徳/自由国民社)からの抜粋です。

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片づかない!?イライラは脳を劣化させる

片づけられない、あるいは、片づいていない状態を目にしてしまうと、それをストレスに感じる人は多いでしょう。

ただ、片づけというのは、そのまま放っておいても、日々の生活に直接ダメージを与えるわけではなく、放置していても死にはしません。ですから、毎日忙しく生活する中では、それより他にやらなくてはいけないことがたくさんあるので、片づけはつい、後回しになってしまいます。

でも、だからこそ、心のどこかでずっと気になってイライラしてしまいます。「気になっている」ということは、頭のどこかで意識している、それだけ脳を使っているということです。じつは、それが結果的に脳を弱くしてしまっているのです。

脳を使うには、酸素が必要です。気になることがあって、脳を使い続けていると、酸素を使いすぎてしまいます。すると脳は酸欠状態になり、息切れして、ストレスを感じてしまうのです。つまり、片づけの問題を解消しない限り、ストレスは永遠になくなりません。

仮にストレスを自覚していなくても、脳が弱っているために仕事の効率が悪くなるなど、どこかで影響が出てきている可能性があります。片づけに起因するストレスは、じわじわと脳にダメージを与えています。でも、今、それに気づいたあなたは、ラッキーです!

何度もお伝えしているように、脳はいくつになっても、鍛えられるのですから、その脳の弱みは解消できるのです。そして解消すれば、少しずつ「片づけ脳」になっていきます。

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加藤俊徳(かとう・としのり)

新潟県生まれ。脳内科医、医学博士。加藤プラチナクリニック院長。 株式会社「脳の学校」代表。昭和大学客員教授。発達脳科学・MRI脳画像診断の専門家。脳番地トレーニングの提唱者。MRI脳画像診断から、小児から超高齢者まで1万人以上を診断・治療。現在は、独自開発した加藤式脳画像診断法を用いて、脳の成長段階、得意な脳番地不得意な脳番地を診断し、薬だけに頼らない脳トレ処方を行う。著書多数。

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片づけ脳―部屋も頭もスッキリする!

(加藤俊徳/自由国民社)

片づけられないのは実は「脳」のせいだった!やる気がしない、なかなか進まない・・・など「片づけ」を妨げる脳の弱い部分を分析。手軽にできる8つの「脳番地トレーニング」で、片づけられるように脳トレを行う、画期的かつ話題の一冊です!

この記事は書籍『片づけ脳―部屋も頭もスッキリする!』からの抜粋です

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