梅雨明けはしたものの、湿度の高い日本では年間を通してカビ対策が必要なことをご存じですか? そこで今回はカビや菌を増やさない掃除やちょっとした生活の知恵をご紹介します。今回は、お掃除のスペシャリストであるAyakaさんにお聞きした除菌掃除についてご紹介します。
【お風呂】
換気扇よりも乾燥効果あり。「スクイージー」で水気を取る
入浴後、浴室の壁面などにシャワーをかけてせっけんかすなどを落としたら、ここでひと手間!スクイージーを使って入浴後すぐに「水滴なし」の状態にします。スクイージーで鏡や壁など、できる限り水切りしてから換気すると、2時間ぐらいでカラカラに浴室が乾きますよ。
【寝室】
月に1回マットレスを立てて風を通す
日光に当てられるとベストですが、立てて風を通すだけでもOK。除菌・消臭スプレーをかけて行うとより効果的です。頻繁にできない場合はマットレスの下に除湿シートを敷いておきましょう。マットレスを戻すときは、表裏を入れ替えてセットすると、マットレスが長持ちします。
【お風呂】
「コーキング」部分のホコリは白いマスキングテープで予防
窓のサッシ周りや洗面所の壁と床の間などに施されたつなぎ部分が「コーキング」です。ゴム製のためホコリが付着やすく、気付けば黒カビ発生!なんてことが多発しやすいので、同じ色のマスキングテープを貼っておきましょう。テープを貼り変えるだけなのでラクチンです。
【トイレ】
見落としポイントは「壁」。実はカビ発生の予備地帯
便座まわりの汚ればかり目に付きますが、見落としがちなのが「壁」。トイレは衣類の着脱によるホコリが静電気で壁に付きやすく、そこに湿気が加わりカビが発生しやすいのです。ハンディーワイパーにドライシートを付けて上から下に向かってホコリを落としていきましょう。最後にハンディーワイパーのウェットシートを付けて床を拭きあげて完了です。
【家全体】
除湿剤は閉じられた空間に。床置きするのがおすすめ
除湿剤は正しい使い方をしないと効果半減! リビングなどの開かれた空間ではなく、押し入れなどの閉じられた空間に置いてこそ効果を発揮します。特に靴箱と押し入れは湿気が溜まりやすい場所なので、除湿剤で予防しましょう。湿気は床の方からたまるので、除湿剤はハンガータイプよりも床置きタイプを。
【家全体】
ラップを巻いてホコリを予防、掃除もラクチンに!
洗濯機のホースなど、細かい溝が付いたものはホコリがたまりやすく、取り除くのも面倒! ラップを巻いておくことでホコリの付着を防止できます。冷蔵庫や換気扇の上にはラップを敷くのがおすすめ。ラップを取り換えるだけと掃除が簡単になり、こまめなホコリケアができます。
取材・文/峰岸美帆