災害に役立つ情報を知るためにも、被災した際に必要な情報を入手するためにも、スマホが役に立ちます。今回は、20年にわたって携帯電話業界を取材し続けているジャーナリストの村元正剛さんに、防災に役立つ「スマホの機能」を3つ教えていただきました。
防災に役立つスマホの機能
災害によって停電した場合、スマホは懐中電灯の代わりにもなります。ただし、ライトを長く点灯するとバッテリーの消耗が早まります。必要なときだけ点灯するようにしましょう。
災害時に、離れて住む家族などと連絡が取れなくなった場合は「災害用伝言板」で安否を確認できます。あらかじめ携帯電話会社のホームページなどで使い方を調べておきましょう。
スマホは懐中電灯になります
スマホのカメラに付属しているフラッシュライトは、停電時などの懐中電灯の代わりになります。以下で代表的なやり方を見てみましょう。
画面上端から下方向になぞって、この「クイック設定パネル」を表示させて、ライトのアイコンをタップ。
画面下端から上方向に(機種によって画面右上から下方向に)なぞって、このコントロールセンターを表示させて、懐中電灯のアイコンをタップ。
バッテリーを長く持たせるモードに切り替えられます
災害による停電時や避難時は、スマホを充電できなくなることもあります。非常用節電機能を有効にすれば、使える機能を制約して、バッテリーを長く持たせることができます。
ホーム画面にある「設定」をタップして、「バッテリー」→「緊急省電力モード」などに進むと、非常用節電機能を有効にできます。
ホーム画面にある「設定」をタップして、「バッテリー」を選択し、「低電力モード」をオン(緑色)にしましょう。
家族や友人の安否を確認できる「災害用伝言板」
大規模災害が発生した場合に、携帯電話番号を入力して安否情報を確認できる「災害用伝言板」というサービスがあります。あらかじめ、使っている携帯電話会社での利用手順を確認しておきましょう。
ドコモの場合、災害用伝言板が使える場合は、「dメニュー」のいちばん上に「災害用安否確認」と表示されるので、それをタップします。
被災した家族の安否を確認したい場合は「安否の確認」をタップ。
連絡が取れない家族の携帯電話番号を入力し、「検索」をタップ。家族がメッセージを登録している場合、それが表示されます。