「家の片づけを始めても、なぜかなかなか進まない」と思うことってありますよね? そんな悩みを10年以上前からブログでつづったことで、モノに囲まれた暮らしから「もたない暮らし」に変えた人気ブロガーのriamo*さん。そんなriamo*さんの著書『「もたない暮らし」の始め方』(すばる舎)から、誰でもすぐに試せる「片づけ上手になる工夫」をお届けします。
片づけの手を止めないために
3秒ルールの1、2、3で捨てられなかったもの、捨てようかどうか迷いがあるもの。
いつまでも迷っていては、先に進むことができません。
使いそうで使わないけれど、すっかり忘れてしまった謎のコード、家電を買ったときに付属していた部品。
「これ、捨ててもいいものかな......」と、悩んでしまうことがあります。
どこにしまっておいたらいいか、何にも分類できないものが必ず出てきます。
これが、片づけがはかどらない理由。
「迷うくらいなら、必要のないものです。捨てましょう」とよく言われるけれど、バッサリと捨てることができない、中途半端なものが出てきます。
何度片づけをしても、残ってしまう迷いものもあります。
迷うなら捨てることができる人は、いいんです。
でも、それができない人がほとんどではないでしょうか?
いったん迷ってしまうと、手が止まってその先に進めなくなってしまいます。
「捨てる」「捨てない」の2択だと、片づけが進まない。
ちょっと片づけの甘い部分を作っておきます。
この甘い部分が、片づけを中途半端に終わらせないコツです。
手が止まるのを防止するためには、「迷い箱」を1つ用意しておきます。
もしくは、空いている引き出しがあれば、そちらにまとめてください。
1軍の使いやすい場所に入れておくのは、もったいない。
私の場合、迷っているものは、ダンボールに1つにまとめて、捨てる期限の1年後の日付を記入しておきます。
おそらく、あれがないと思い出して再びダンボールを開けることは、ほとんどないと思います。
1年後、開けることのなかったダンボールは、この先も使わないと判断して、潔く捨てる。
中を開けて見直すなんてことは、やめておきましょう。
1年開けなかったら潔く捨てる
月日が経てば簡単に捨てられることを、私は知っています。
あれほど悩んだはずなのに、使っていなければ、不要なものだと判断ができるようになるのです。
「捨てるタイミングは、今日ではなかっただけ」。
そのためには、何度も片づけをくり返す必要があります。
暮らしも変化していくので、必要なものも変わってきます。
次、片づけをするときは、なんでこんなもの持っていたんだろうと、あっさり捨てられることが多いものです。
そのために、迷い箱をぜひ活用してください。
迷うものを、バラバラの場所に置かないことがポイントです。
引っ越しのときに運んだダンボールが、そのまま開かずの箱になっていることもあるかと思います。
わが家も一度、引っ越しの経験がありますが、
クローゼットの隅っこに、開かずのダンボールが入っていたことがあります。
わざわざお金を払って、使わないものを運んできていました。
箱を数ヵ月開けないということは、現在の暮らしには必要がないということ。
なくなっても困ることはないのです。
暮らしにすぐに必要なダンボールは、わずかだったはず。
開かずのダンボールも処分の対象になります。
撮影:上岡エマ
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