手芸家の高橋恵美子さんに教わる【きものリフォームでコート作り】形を生かしてほどかず縫うから楽々!

やさしい手ぬいを提案する高橋恵美子さんのきものリフォーム。今回ご紹介するのは合わせリのコートです。身幅たっぷりで、きものの裏地も生かして使うので冬でも暖かです。

この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年11月号に掲載の情報です。

袖をロールアップすると...

手芸家の高橋恵美子さんに教わる【きものリフォームでコート作り】形を生かしてほどかず縫うから楽々! 2311_P084-085_01.jpg袖口にのぞくワイン色の布は、きものに付いている絹の裏地。袷(あわせ)のきものを使うからこそのおしゃれです。

羽織るだけでもすてき

手芸家の高橋恵美子さんに教わる【きものリフォームでコート作り】形を生かしてほどかず縫うから楽々! 2311_P084-085_02.jpg

ボタンを外して中のインナーを見せるとまた違う印象に。絹素材の軽やかさが際立ちます。

大きなポケット付き

前身頃に四角いポケットを。スマートフォンなども入るサイズで、ちょうど手を入れやすい位置にあり便利です。タンを外して中のインナーを見せるとまた違う印象に。絹素材の軽やかさが際立ちます。

おそろいで
スマホショルダーも手芸家の高橋恵美子さんに教わる【きものリフォームでコート作り】形を生かしてほどかず縫うから楽々! 2311_P084-085_03.jpgコート用の布を裁った後に残る端切れで作ります。無地の布部分はポケット。ひもに使っているのは帯締めで、両端の房がアクセントです。


きもののおくみも使って
身幅たっぷりに

きもののもともとの形を生かし、"ほどかずに"作れるコートをご紹介します。

ほどかずに利用するのは、まず、おくみ。

着ると写真のように、残したおくみ部分とえりが体の前で重なるので、大きな赤いボタンが中心より左側に並んで目を引きます。

また、袖もほどかず、幅をつめて利用。

袖付けをしないでできあがるのもうれしいところです。

袷のきものを使い裏地も生かしているので寒い季節も安心です。

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きものの身幅をそのままコートの身幅に使っているので、ゆとりある着心地。きものの色柄に映えるボタンを選びましょう。

手芸家の高橋恵美子さんに教わる【きものリフォームでコート作り】形を生かしてほどかず縫うから楽々! 2311_P084-085_05.jpg後ろも、きものの後ろ身頃をそのままで。丈は好みで短く仕上げてもいいですね。

 

<教えてくれた人>
手芸家
高橋恵美子(たかはし・えみこ)さん

1954年、東京・ 青山生まれ。初めて手作りする人 のための、やさしい手ぬいを提案 して40年以上。「日本手ぬい普及 協会」主宰。きものリフォームか ら洋服の手作りなどさまざまなテ ーマの著書は120冊を超える。

下川織物


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『手ぬいでかんたん、 ほどかずできる きものリメイク』

(高橋恵美子/毎日が発見)

1,760円(税込) 
きものをほどかずにできるワンピースやチュニック、コートから、実物大型紙付きのジャケット、ブラウスまで多彩な作品を掲載。丁寧な作り方解説付きです。

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