きものの形を生かして
ほどかずに裁ちます
袷のきものを広げます。ここで使った素材は紬(つむぎ)。端に針を入れてみて布通りがいいか確認しましょう。

下の裁ち方図を参考に裏地と一緒に袖下と裾を裁ちます。外したえりはコートのえりを裁つときに使います。

きものの脇や背ぬい、おくみ、袖付け部分をほどかずに生かして完成しました。
左右のえりを合わせ、前端に付けたループにボタンを通します。
作ってみましょう
<合わせえりのコート>
材料
袷のきもの...1枚
ボタン...径2.5cm 7個
プラスチックスナップ...径1.3cm 5組
接着芯...20×90cm
手ぬい糸
裁ち方


えりの裁ち方

えりぐりの裁ち方


基本のぬい方
手ぬいでちくちくリズミカルに針を動かす
布を突き合わせ、折り山から出した糸を等間隔にコの字に渡しながら折り山をすくってぬう


2、3針並ぬいしたら、ひと針戻って再び並ぬい
(1) 補強ぬいをする
きもののもともとのぬい目がほつれないよう、表側からぬい目の際を5cm並ぬいして補強します。ここではおくみと後ろ中心の上端と下端、両脇の下端をぬいます。

(2)前端をぬう
(3)袖下をぬう


(4)袖と脇をぬう

(5)えりを作る










