ご紹介するのは木綿の浴衣地で作るエプロン。吸水性がよく、家で気軽に洗濯できるのが魅力です。「素材は着なくなった浴衣でOK。程よい柔らかさがあると、新しい生地より肌なじみがいいですよ」と渋沢さん。シンプルなデザインなので作り方も簡単です。
この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年7月号に掲載の情報です。
【前回】着なくなった浴衣地で作る「ラップエプロン」。シンプルデザインで簡単
胸当て付きラップエプロン
柔らかな着け心地のエプロンドレス
ひざ下丈のラップエプロンに胸当てを付けました。着けるときは上部に付けたベルトをループに通して結びます。柄の配置もひと工夫。ここでは大きな花を胸当てや裾部分に置いて際立たせています。
シュシュ
浴衣地を輪にぬうだけ
浴衣地の端切れを利用したシュシュ。12×60cmの布を筒状にぬい、ゴムを通してから両端をぬい合わせて輪にします。
お客様を迎えるときも...
柔らかい木綿地が体にフィットするので動きやすく軽やか。服を汚れから守れるのはもちろん、急に玄関チャイムが鳴ったときにも便利です。
後ろ姿もすっきり。
浴衣をほどいて
四角い布をそのままエプロンに
浴衣をほどくと下図のような四角い布に戻ります。エプロンの本体には身頃や袖を利用。生地幅も生かして使っています。
※単位はcm
作ってみましょう
ひざ下丈のエプロンを作ってから、上部に胸当てを付けます。
材料
浴衣地
〈本体〉約36×70cm 3枚
〈胸当て〉約36×36cm
〈見返し〉36×10cm
〈ベルト〉6×86cm 3枚
〈ループ〉6×10cm
(1)本体をぬう
※単位はcm
※↔は布目線
※□の数字のぬい代を付けて裁つ
(2)ベルトをぬって付ける
*ベルトは3本作り、そのうちの1本を胸当てに使います。
(3)胸当てを作る
(4)胸当てを付ける
取材・文/飯田充代 撮影/奥谷 仁 イラスト/小池百合穂