作ってみましょう
まず、きものをほどきます
下図のようにきものをほどいて、長方形の布に戻します。チュニックは1枚仕立てなので、
裏地もほどいて外しましょう。
使うきものが決まったら、全体を広げてしみや汚れがないか確認します。
下の写真の要領できものをほどきます。チュニックはきものの身頃と袖を使って作ります。
ほどき方
まず裏地から
糸切りばさみで糸を1本ずつ切ります。布を力まかせに引っ張り、何目かを一度にほどくと、布が破れることがあるので気を付けて。
表地も同様に
表地も同じように、糸切りばさみを使ってぬい目を1本ずつ切ります。ある程度の範囲を切ると、写真のようにスムーズにほどけます。
次に、ほどいた身頃と袖をぬい合わせて広幅( チュニックの身頃分)の布にします
材料
きもの...1枚、ゴムテープ...0.7cm幅×60(M)・62(L)・64(LL)cm、手ぬい糸
※同じものを2枚作り、この布で前・後ろ身頃を裁ちます
● Mサイズ
● Lサイズ
● LLサイズ
実物大型紙を使って布を裁ちます
※○の数字のぬい代を付けて裁つ
えりぐりバイアス布
*袖とバイアス布はきものの身頃の余りを利用
1.補強ぬいをする
ぬい目がほつれないよう、ぬい目の際を表側から5cm並ぬいして補強します。ぬい始めと終わりは2~3回返しぬいをします。
2.肩を袋ぬいする
ぬい代を袋状にするぬい方を袋ぬいといいます。布端が表に出ないのできれいに仕上がります。
3.えりぐりをぬう
※伸び止めのために下ぬいする
4.えりぐりをバイアス布でくるむ
【バイアス布の作り方】
※えりぐりのバイアス布ははぎ合わせて約75cm×1本にする
5.前・後ろ袖を袋ぬいでぬい合わせる
6.袖を袋ぬいで付ける
※反対側の袖も 同様にぬう
7.袖下から脇を袋ぬいする
※反対側も同様にぬう
8.裾をぬう
9.袖口をぬう
《基本のぬい方》
ひと針ぬったら、半目分戻ってひと針分先に出してぬうことを繰り返す。丈夫にしたいところに使う。
用具/クロバー 06-6978-2277 糸/フジックス 075-463-8112
取材・文/飯田充代 撮影/中島繁樹 モデル/寺田 椿 スタイリング/石井あすか ヘアメイク/成澤宏人 作図/比護寛子 イラスト/たまスタヂオ