きものを手ぬいでリフォーム。ラインが美しい「秋色チュニック」の魅力

日常着としてはもちろん、特別な日にも着たいおしゃれなチュニック。絹の滑らかな質感や色柄が映えるきれいなラインが特徴です。やさしい手ぬいを提案する高橋恵美子さんのきものリフォーム、今回はきれいなラインの「チュニック」をご紹介いただきました。

きれいなラインの秋色チュニック

「ラウンドネック」
女性らしさが際立つ、流れるようなシルエット

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緩やかな曲線のえりぐりはやさしい印象。素材はとろみと落ち感のある縮ちり緬めん地です。袖はすっきりとした七分丈。

「Vネック」
えりぐりのVラインがデコルテを美しく見せてくれます

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大胆な織り模様と光沢が魅力の銘仙地。Vのネックラインが全体の印象をシャープに引き締めます。

パンツ/サン・フェレール、イヤリング、ネックレス/アビステ
サン・フェルメール 電03-5411-2241 アビステ 電03-3401-7124

いちばんの魅力はシンプルなえりぐり。

ラウンドネック、Vネックともに、そのあき具合はほどよく控え目です。

素肌の上に直接着ても、鎖骨周りの露出が気にならず安心して着られる上、胸元がゆったり見えます。

裾に向かって広がる脇のラインには、体形をスマートに見せる効果も。

色、柄、質感...。きもの地選びも楽しんで

2枚のチュニックは、えりぐり以外は同じ形。

こんなふうに、仕上がりの雰囲気がきもの地の色柄や質感によって変わるのが、きものリフォームの魅力です。

無地、小花、縞模様でもいい。

手持ちのきものの個性を生かして、どうぞあなたらしい一枚を。

後ろ姿も絵になります

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体を締めつけず、かといって緩くもないほどよいフィット感がすてき。プルオーバータイプなので、着脱は後ろあきのボタンで。きものを手ぬいでリフォーム。ラインが美しい「秋色チュニック」の魅力 2011_P102_03.jpg

えりぐりはバイアス布でくるんで仕上げます。

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シンプルなコーディネートでチュニックの形を際立たせましょう。

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Vネックはすっきりした印象。アクセサリー使いを楽しみたいですね。

きものを手ぬいでリフォーム。ラインが美しい「秋色チュニック」の魅力 2011_P102_06.jpg背中のラインもスマート。気になるお尻まわりをカバーできる腰下丈です。

【まとめ読み】『高橋恵美子さんのきものリフォーム』記事リスト

取材・文/飯田充代 撮影/中島繁樹 モデル/マリエスター

 

<教えてくれた人>
高橋恵美子(たかはし・えみこ)さん

1954年、東京・青山生まれ。初めて手作りする人のための、やさしい手ぬいを提案して40年以上。「日本手ぬい普及協会」主宰。きものリフォームから洋服の手作りなどさまざまなテーマの著書は100冊を超える。

この記事は『毎日が発見』2020年11月号に掲載の情報です。
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