【本作を第1回から読む】クレオパトラは複数人いた!? 意外と知らない「エジプト」のトリビア【1分でサクッと読める雑学】
『人に話したくなるほど面白い! 教養になる超雑学』 (近藤仁美/永岡書店)第5回【全10回】
テレビ番組でも活躍中のクイズ作家・近藤仁美さんが集めた珠玉の雑学をご紹介。「ピラミッドの頂上にはカフェがあった!?」「ゆで卵は頑張れば生卵に戻せる!」など、知ればきっと誰かに教えたくなること間違いなし!『人に話したくなるほど面白い! 教養になる超雑学』に収録の雑学を厳選。ちょっとした話題作りに役立ててみてはいかがでしょうか。
※本記事は近藤仁美著の書籍『人に話したくなるほど面白い! 教養になる超雑学』(永岡書店)から一部抜粋・編集しました。
徳川家康はメガネ男子だった!
メガネは13世紀にイタリアで発明されたといわれ、その後数百年の間、富裕層しか使えない高級品だった。16世紀には日本にも持ち込まれ、大名や高僧など、身分の高い人への献上品として用いられた。17世紀には日本でもある程度広まっていたと考えられ、国内での製造も始まってはいたが、年間数万個のメガネが輸入されていたという。
メガネを愛用していた有名人としては、徳川家康が挙げられる。静岡県の久能山東照宮にはその現物が残っており、鼈甲(べっこう)製の手に持つタイプのものであったことがわかっている。
また、徳川家康は大変な健康オタクでもあった。自ら薬を調合したり、薬のもとになる植物を育てたりしていた。植物自体も好きだったらしく、江戸城にはわざわざ「お花畑」が設けられていた。そこでは、大名から献上された珍しい植物などが育てられ、忙しい天下人の心を癒していたようだ。