「マスカラ」は、妹の恋を応援する兄が生み出した! 目元コスメ誕生秘話【1分でサクッと読める雑学】

【本作を第1回から読む】【1分でサクッと読める雑学】クレオパトラは複数人いた!? 意外と知らない「エジプト」のトリビア

『人に話したくなるほど面白い! 教養になる超雑学』 (近藤仁美/永岡書店)第2回【全10回】

テレビ番組でも活躍中のクイズ作家・近藤仁美さんが集めた珠玉の雑学をご紹介。「ピラミッドの頂上にはカフェがあった!?」「ゆで卵は頑張れば生卵に戻せる!」など、知ればきっと誰かに教えたくなること間違いなし!『人に話したくなるほど面白い! 教養になる超雑学』に収録の雑学を厳選。ちょっとした話題作りに役立ててみてはいかがでしょうか。

※本記事は近藤仁美著の書籍『人に話したくなるほど面白い! 教養になる超雑学』(永岡書店)から一部抜粋・編集しました。


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マスカラは、妹の恋を応援する兄が生み出した!

まつ毛のメイクによく使われるマスカラ。この定番の化粧品は、1913年、アメリカのトーマス・ウィリアムスによって発明された。彼の妹メイベルはある男性に恋をしていたが、目が小さいのが悩みで、自分に自信をもてずにいた。そんな妹の恋愛に、兄が一肌脱いだ。現代でも塗り薬などに使われるワセリンに石炭の粉を混ぜ、魅力的な目元を演出できるようにしたのだ。メイベルは兄の発明品を愛用し、見事意中の彼とゴールイン。

この成功に手ごたえを感じたトーマスは、妹の名とワセリンにちなむ化粧品メーカー・メイベリン社を立ち上げた(現在のメイベリン ニューヨークの前身である)。

ちなみに、同じく目の化粧に使われるアイシャドウの歴史は、古代エジプトまで遡る。当時の人々は美しさのためだけでなく、病原となる虫や強すぎる太陽光から身を守るために目の周りを彩ったのだそうだ。

 

近藤仁美

早稲田大学在学中にクイズ作家として活動を始め、日本テレビ『高校生クイズ』を15年間担当中。その他、テレビ番組『クイズ! あなたは小学5年生より賢いの?』、ディズニーチャンネル『ミラキュラス』リアルイベントなど、各種媒体で出題・監修を行う。国際クイズ連盟日本支部長。クイズの世界大会では日本人初・唯一の問題作成者を務め、雑学とクイズの国際的な賞「Trivia Hall of Fame(トリビアの殿堂)」殿堂入り。『クイズ語辞典』などクイズに関する著書の他、『教科書で出会った古文・漢文一〇〇』など長年携わる日本の古典にまつわる著作・講演もある。

※本記事は近藤仁美著の書籍『人に話したくなるほど面白い!教養になる超雑学』(永岡書店)から一部抜粋・編集しました。

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