ゆで卵は頑張れば生卵に戻せる。常識を覆すたんぱく質の研究結果【1分でサクッと読める雑学】

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『人に話したくなるほど面白い! 教養になる超雑学』 (近藤仁美/永岡書店)第4回【全10回】

テレビ番組でも活躍中のクイズ作家・近藤仁美さんが集めた珠玉の雑学をご紹介。「ピラミッドの頂上にはカフェがあった!?」「ゆで卵は頑張れば生卵に戻せる!」など、知ればきっと誰かに教えたくなること間違いなし!『人に話したくなるほど面白い! 教養になる超雑学』に収録の雑学を厳選。ちょっとした話題作りに役立ててみてはいかがでしょうか。

※本記事は近藤仁美著の書籍『人に話したくなるほど面白い! 教養になる超雑学』(永岡書店)から一部抜粋・編集しました。


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ゆで卵は頑張れば生卵に戻せる!

卵はゆでるとなぜ固くなるのだろうか。これは、生き物のたんぱく質には熱で固まる性質があり、卵はそんなたんぱく質を豊富に含む食材であるためだ。では、一度固まった卵は元に戻せないのだろうか。結論からいえば、かなりの手間をかければ生の状態にすることができる。具体的な方法は、ゆで卵に尿素を注入し、特別な装置にかけ、圧力を加えるというもので、状態が戻ったところで正直おいしそうには感じられない。

ちなみに、この研究はイグノーベル賞という賞に輝いている。イグノーベル賞とは「人々を笑わせ、そして考えさせる」研究に対して与えられるもので、日本勢は受賞の常連だ。たとえば、1992年の医学賞は足の匂いの原因となる化学物質の特定に対して贈られ、2020年の音響学賞はワニにヘリウムガスを吸わせるとヒトと同じように声が高くなるという発見が対象となった。興味深すぎる研究の数々が毎年注目される賞である。

 

近藤仁美

早稲田大学在学中にクイズ作家として活動を始め、日本テレビ『高校生クイズ』を15年間担当中。その他、テレビ番組『クイズ! あなたは小学5年生より賢いの?』、ディズニーチャンネル『ミラキュラス』リアルイベントなど、各種媒体で出題・監修を行う。国際クイズ連盟日本支部長。クイズの世界大会では日本人初・唯一の問題作成者を務め、雑学とクイズの国際的な賞「Trivia Hall of Fame(トリビアの殿堂)」殿堂入り。『クイズ語辞典』などクイズに関する著書の他、『教科書で出会った古文・漢文一〇〇』など長年携わる日本の古典にまつわる著作・講演もある。

※本記事は近藤仁美著の書籍『人に話したくなるほど面白い!教養になる超雑学』(永岡書店)から一部抜粋・編集しました。

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