生まれた年で簡単に調べられる「陰陽五行説」を用いて、2023年の運勢をチェックしてみませんか? 今回は社会運勢学の第一人者、山口知宏さんに誰もが気になる「人間関係」や「家庭」の運勢について解説していただきました。
生まれ年から本命星を探す
個人の運勢は、自分の生まれ年に巡っていた九星の本命星で見ます。
年の変わり目は節分とし、2月3日生まれまでは前年で見ます。
【一白水星】
【人間関係・家庭】心を開いて語らえば信頼の同志を生む
2022年は強い孤独を感じた一白水星だが、2023年は一転して多くの人がこの星のもとに集まってくる。
ところが、一白水星は内面に人を踏み込ませず、同時に相手の懐に飛び込むことも避ける傾向が強いので、2023年は心を開くことが吉となる。
多くの人と触れ合い、新たな関係性を築いていく中で衝突することもあるが、本音で語り合うことで一歩踏み込んだ心のつながりを得られるはずだ。
また、人からの頼まれ事も増えるが、大した用事ではなくても快く引き受けることで、さらなる運勢の発展につながる。
家庭では、お盆などの法要は一白水星が主体的に関わること。
家の過去に感謝することは、家の未来を明るく描くことにつながる。
また、夫婦や家族、友人関係を見直したい場合、その相手と一緒に思い出の場所に足を運ぶと、変わったもの、変わらないものに気付くことができる。
【二黒土星】
【人間関係・家庭】数々の挑戦により新たな自分を再発見
2023年、二黒土星の目の前には希望しかない。
心の中に朝日が昇り、世の中もよく見えるため判断を間違えにくく、同時に自身の願いも明確になる。
二黒土星は引っ込み思案なところもあり、なかなか積極性を持てなかったが、2023年は自分の感覚ではお節介と思うほど、周りに話しかけてみるぐらいがちょうどいい。
また、2023年は再会による出会いが開運のカギになる。
悲しい別れもあれば、大切なものを失った人もいるだろう。
こうしたあらゆる物事が返ってきて、全く同じものでなくても、これまでの喪失感を埋めてくれるはずだ。
二黒土星はまめで尽くす性格なので、家族にも愛され必要とされている。
そのうえで、2023年はサプライズをしかけてみよう。
例えば、家族の誕生日にケーキやプレゼントを用意したり、レストランを予約するのもいい。
とにかく、家族との接点をたくさん作ることに尽力したい。
【三碧木星】
【人間関係・家庭】自分と環境を整えて大きな成果をつかむ
2023年、三碧木星の運勢が本格的な発展の段階にやってきた。
あらゆる可能性に満ちている時だからこそ、無理だと思うことにも果敢にチャレンジすることが吉と出る。
また、公私共に窓口としての役割を求められ、大勢の人や物事を取りまとめる場面も増えるが、不満を漏らさないこと。
2023年はイライラが募り、感情的になりやすいが、せっかく労力を使うのなら気持ち良く取り組もう。
持ち前の明るさを発揮すれば信頼が得られるので、そこから人生が動き出す可能性がある。
三碧木星のやろうとすることは正しいのだが、進め方が悪いとトラブルが生じる。
きちんと手順を踏んで根回しをしなければ、いくら運勢が強くても大きな成果にはつながらない。
また、自分が背負ったトラブルで家族の心にも影を落としてしまわぬよう気を付けたい。
ちょっとした気遣いで、家族間のいざこざは避けられるので、思いやりのある行動を心がけよう。
【四緑木星】
【人間関係・家庭】「何をしたいか」より「どうあるか」が先決
2023年の四緑木星は、星が本来の位置に戻り、世の中の中心に座る。
世界中で身勝手な振る舞いが横行する中、事態を収拾する役割が、中心に座る者に自ずとやってくる。
四緑木星はその期待に応え、まずは調整役を買って出ることから始めたい。
優先すべきは、家族や親しい友人などのケア。
「いままでの発展は誰に支えられてきたのか」ということを思い返し、相手の欠点ではなく長所を探すことを心がけて接してみよう。
そうすれば、お互いの間にあった緊張感もほぐれて、自然と会話も増えてくる。
また、家族や親戚にトラブルを抱えている場合は、いまのうちに処理しておくとスムーズに解決する。
四緑木星は旅行が吉を招くので、家族やパートナーを誘って積極的に出かけよう。
2023年のチャンスは自分以外の人が運んできてくれるので、 身近な人の願いを叶えていく過程で不思議なご縁や、タイミングの妙に恵まれるだろう。