脳科学者の西さんに聞きました「いつもの暮らしに取り入れやすい」脳にいい生活習慣

(5)髪形を変える

(6)新しいお菓子や珍しい食材を食べる

(7)プチ模様替えをする

「新しいもの・こと」が脳に良い刺激を与えます
「新しいことを始めること。これは、脳を元気にするために大切です。上に挙げた例のほか、違うメーカーの牛乳を買う、韓流ドラマからハリウッド映画に変えてみる、いつもは着ない色の服を着てみる、といった些細なことでOK。生活を大きく変えようとすると恐怖感が勝ってストレスになるので、小さなことから始めてみましょう」(西さん)

(8)スマホに替える

65歳を過ぎたらデジタルツールを活用しよう
「最新のテクノロジーに触れ、新しいことに挑戦することは、脳を活性化させる最高の方法の一つ。パソコンが趣味の人は認知症になりにくいというデータもあります。ただし、なんでもスマホに頼ってしまい、自分で考えるのをやめてしまうのはNG。適度に活用するようにしましょう」(西さん)

スマホに替えるとこんな効果が
● SNS(※)等で社会とつながりができ、認知機能が高まる
● 仮想体験をすることで、脳が活性化する
●「知らなかった!」「すごい!」という刺激を受けることで、脳が若返る

※ソーシャル・ネットワーキング・サービス(Social Networking Service)の略で、インターネット上で交流できるサービスのこと

こんな使い方はNG
スマホの見過ぎ・使い過ぎはNG 。スマホが片時も手放せないような状態では、悪影響が大きくなります。インターネットの情報には根拠のないものもあるので、鵜呑みにしないこと。使う際は姿勢に注意し、座り過ぎも避けて。

スマホのおすすめの楽しみ方4

ネットでニュースを見る

脳科学者の西さんに聞きました「いつもの暮らしに取り入れやすい」脳にいい生活習慣 2308_P022-023_05.jpgテレビや新聞では報道されないニュースが得られることも。興味がある言葉で検索し、世界の動向を楽しんでみて。

写真を撮る

脳科学者の西さんに聞きました「いつもの暮らしに取り入れやすい」脳にいい生活習慣 2308_P022-023_06.jpg

植物でも動物でも家族でもいいので「撮りたい」と思ったもの、気になったものをスマホのカメラ機能で撮影しましょう。

SNSで人とつながる

脳科学者の西さんに聞きました「いつもの暮らしに取り入れやすい」脳にいい生活習慣 2308_P022-023_07.jpgTwitter(ツイッター)やInstagram(インスタグラム)といったSNSを使うことで新しい交友関係を築くことができ、脳に良い刺激を与えることが可能に。

家族や仲間とLINE(ライン)をする

脳科学者の西さんに聞きました「いつもの暮らしに取り入れやすい」脳にいい生活習慣 2308_P022-023_08.jpg「人とつながることは、脳を活性化する上で欠かせません」と西さん。LINE以外にもメールなどで他者とのつながりを持って。

構成・取材・文/和栗 恵 イラスト/とつかりょうこ


 

<教えてくれた人>

脳科学者
西 剛志(にし・たけゆき)さん

工学博士、分子生物学者。東京工業大学大学院非常勤講師や特許庁を経て、2008年から成功する人とそうでない人の違いを研究する会社を設立。7冊の著書は海外を含め、シリーズ累計31万部を突破。

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『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』

(西 剛志/アスコム)

今回紹介したテクニックのほか、家庭で簡単に行うことができる脳活テクニックがずらり。認知症予防や健康作りに役立ちます。


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