散歩をしたり、家の中でスムーズに移動したりと、できることならずっと自分の足で歩いていたいもの。今回は、リーフはりきゅう整体院 院長の笹原健太郎(ささはら・けんたろう)さんに、「元気に歩くための6つの心得」を教えてもらいました。
今からできる!元気に歩くための6つの心得
1.水分を摂取する
トイレが近いからといった理由で、水分摂取を控えてしまう人はご注意。
筋肉がしっかりと伸び縮みするためには、適度な水分が欠かせません。
まずは1Lの水をこまめに分けて飲むように心がけましょう。
2.反って歩くクセを直す
胸を張ろうと意識するあまり反り腰になってしまう人は、まずは反って歩くクセを直すことが先決。
改善には、上半身を先に出して歩くこと。
最初は不格好に見えても、徐々に正しい歩き方が身に付きます。
3.肩甲骨を動かす
ひざや腰を痛めない歩き方を身に付けるには、股関節をスムーズに動かせることが重要。
そのためには、まずは股関節と連動して動く肩甲骨を柔らかくします。
肩を大きく回すなど、まめに肩甲骨を動かしましょう。
4.痛みのある関節も動かす
ひざや腰が痛むからと安静にし過ぎると、筋肉が「この関節は動かさなくてもよい」と錯覚してより固まり、痛みがさらに増すという悪循環に。
普段から筋肉をほぐす、痛みが出ない程度に曲げ伸ばしを行うなど、意識的に関節を動かすようにするのが◎。
5.1万歩を超えて歩き過ぎない
ウォーキングなどの適度な有酸素運動は血流を促進し、血管の病気や認知症の予防にも効果的。
しかし、いきなり1日1万歩以上は歩き過ぎ。
関節や筋肉を痛める他、血管にも負担が。
体に負担をかけない歩き方で、普段にプラスして10~20分歩けばOK 。
6.運動は負荷の低いものから
過度な負荷をかけた運動は、痛みや不調の原因になります。
まずは、「脚振り」のように負荷の少ない運動から始めましょう。
慣れてきたら、床に手や足をべったりと付けて行う「かえる足スクワット」のような運動にも挑戦を。
取材・文/寳田真由美(オフィス・エム) 撮影/西山輝彦 イラスト/坂木浩子 モデル/島田ゆかり(SPLASH)