自律神経の名医の「免疫力を高める」1日の過ごし方。できることから「自律神経を整える生活習慣」を

免疫力を高めるには、自律神経のバランスを整えることが大切です。一見難しそうですが、日頃の習慣を見直すことで効果を期待できます。今回は、順天堂大学医学部 教授小林弘幸(こばやし・ひろゆき)先生に「自律神経を整える生活習慣」についてお聞きしました。

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生活習慣を見直せば自律神経は整います

「免疫力を高めるには、自律神経のバランスを整えることが大切」と、小林弘幸先生。

「自律神経を整える」と聞くと難しそうですが、日頃の習慣を自律神経が喜ぶように見直すことで効果を期待できます。下は、小林先生の1日の過ごし方をグラフにしたもの。他にも、時間帯別に行いたいことを教えてもらいました。できそうなことから、はじめてみましょう。

小林弘幸先生の1日のスケジュール

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朝食はみそ汁が定番
みそ汁は欠かさないと、小林先生。おかずは豆腐やハムエッグ。大学で食べるときは和定食が定番。

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移動中は階段を1段とばし
歩くときはやや早歩きを意識、階段は1段とばしに。自然と体がほぐれ、体力維持にも効果的。

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好きな景色を撮影
日常の中で、ふと気付いた風景を撮影するのが最近の楽しみの一つ。写真はインスタグラム(※)に投稿。

※インターネットの写真投稿サービス。

お昼はしっかり食べる
昼食は、ハンバーグ定食やかつ丼など、好きなものを。ただし、夜に会食がある日は軽めの食事に。

休日は、1人でカフェへ
お気に入りのカフェで過ごす時間も大切にしているそう。気分転換のための貴重なひと時です。

夕食は軽めに
夕飯は野菜多めで、軽めの食事が基本。また、20時までに食べ終えることも心がけているそうです。

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必ず湯につかる
ぐっすりと眠るために、お風呂は就寝の2時間前ぐらいまでに。ややぬるめの湯でリラックス。

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瞑想や日記など
寝る前には3行日記を書いたり、目をつむって瞑想しながら1対2の呼吸を実践。

取材・文/寳田真由美(オフィス・エム) 撮影/米山典子 イラスト/カトウミナエ モデル/氷川よし子(SPLASH)

 

<教えてくれた人>

順天堂大学医学部 教授

小林弘幸(こばやし・ひろゆき)先生

1960年生まれ。自律神経研究の第一人者。日本初の便秘外来を開設した腸のスペシャリスト。学生時代はラグビーに熱中、スポーツにも造詣が深く指導も。著書多数。

この記事は『毎日が発見』2022年6月号に掲載の情報です。

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