あなたはどのタイプ? 自律神経には4つのタイプがある/結局、自律神経がすべて解決してくれる

自律神経が人間の体や心をちょうど良く整えてくれていることを知っていますか? 最近では、腸内環境が整うと自律神経が整うこともわかってきているそうです。そこで、自律神経研究の第一人者・小林弘幸先生の著書『結局、自律神経がすべて解決してくれる』(アスコム)より、自律神経と生活習慣の関係などをご紹介いたします。

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まずはあなたの自律神経の状態を教えてください

自律神経には4つのタイプがあります!

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では、チェックしてみましょう!

次のQ1からQ10の設問で、現在の自分にもっともよく当てはまるものをひとつ選んでチェックしてください。

各回答の終わりには△と▽の記号がありますが、全部チェックし終わったら△と▽、それぞれの合計点を出してください。

(△)と(▽)はそれぞれプラス1点、(△▽)はどちらも1点ずつプラスします。

(▲▼)はどちらも1点ずつマイナスしてください。


Q1 睡眠について
□ふとんに横になったら、だいたいいつもすぐに眠れる(△▽)
□夜、普通に眠ったのに、昼間に眠くなることがある(△)
□夜、なかなか寝つけない(▽)
□寝つきが悪く、眠りも浅く、眠っても途中で目が覚めてしまう(▲▼)

Q2 ルーティンワーク(仕事・勉強・家事など)について
□やりがいを感じているし、自分には成果や結果を出せる力があると感じている(△▽)
□億劫でなかなかやる気が起きない。やろうとしても眠くなったりする(△)
□できなかったときのことを考えると不安になるので、なるべく集中して取り組む(▽)
□やれないことに不安を感じるけど、いかんせん体がついていかない(▲▼)

Q3 食欲について
□食事の時間になると空腹を感じ、いつもおいしく食べられる(△▽)
□食べてもすぐにおなかが空いて、おなかが鳴ることもある(△)
□仕事や作業などに集中していると、おなかが空かない(▽)
□食欲がない、もしくは、空腹でもないのに食べるのをやめられない(▲▼)

Q4 食べたあとについて
□胃もたれや胸やけなどはほとんどしない(△▽)
□ちゃんと食べたのに、すぐにおなかが空く(△)
□しょっちゅう胃もたれや胸やけがする(▽)
□食事の前やあとに胃が痛くなることが多い(▲▼)

Q5 解決しなければならない問題があるときの対応について
□すぐに対応策を考え、まとめて、行動に移すことができる(△▽)
□いつのまにかほかのことを考えてしまうなど、
□なかなか考えがまとまらない(△)
□根をつめて考え込んだり、考えすぎて不安になったりする(▽)
□考えようとしても全然集中できず、やる気すら起きない(▲▼)

Q6 日々の疲れについて
□それなりに疲れはするが、ひと晩眠ればいつもリセットできる(△▽)
□疲れるとすぐに眠くなるし、昼間もややだるい(△)
□疲れは抜けにくいが、いざ仕事となればがんばることができる(▽)
□何をするのも面倒に感じるほど、いつも疲れを感じている(▲▼)

Q7 メンタル・コンディションについて
□仕事中は気が張っているが、家に帰れば切り替えてゆっくりできる(△▽)
□べつにストレスは感じていないが、ボーッとしていることが多い(△)
□一日中、ずっと気が張っていて、心がほぐれることがない(▽)
□強い不安感や恐怖感があったり、考えるのが嫌で眠りたくなったりする(▲▼)

Q8 手や足の冷えについて
□年間を通じて、冷えを感じることはない(△▽)
□冷えは感じないが、逆にポカポカして眠くなることが多い(△)
□たとえお風呂上がりでも、少したつと手足が冷えてしまう(▽)
□あまりに手足が冷えて眠れない。顔色も悪い(▲▼)

Q9 体重について
□もう何年ものあいだ、体重に大きな変動はない(△▽)
□ついつい食べすぎてしまい、太りやすい(△)
□ストレスが多いと、太りやすい(▽)
□1年前に比べて、体重が5キロ以上増減している(▲▼)

Q10 いまの自分について
□いつも活気に満ちていて、心身ともに充実していると感じる(△▽)
□大きなトラブルもなく、どちらかといえば充実しているほうだと思う(△)
□1日1日刺激を受けることで、充実していると感じる(▽)
□漠然とした不安を感じている。いつも憂鬱感が抜けない(▲▼)


集計 △=  個  ▽=  個

【判定結果】

(1)△と▽がともに8個以上の人
  いきいき能力発揮タイプ(交感神経と副交感神経の両方とも高い)

(2)△が7個以下、▽が8個以上の人
  がんばりすぎタイプ(交感神経が高くて、副交感神経が低い)

(3)△が8個以上、▽が7個以下の人
  のんびりタイプ(交感神経が低くて、副交感神経が高い)

(4)△と▽がともに7個以下の人
  ぐったり無気力タイプ(交感神経と副交感神経の両方とも低い)


(2)(3)(4)のタイプに該当された方は、自律神経のバランスを立て直すことが急務です。

自律神経を整える生活習慣を身につけ、バランスを改善していきましょう(設問中で△は副交感神経、▽は交感神経が働いている状態を表します。△▽は両方が高い理想的状態、▲▼は両方が低い状態です)

【次回】自律神経が乱れるとこれまでの自分が自分でなくなる?/結局、自律神経がすべて解決してくれる

【まとめ読み】『結局、自律神経がすべて解決してくれる』記事リストはこちら!

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全4章にわたって腸内環境など自律神経に関わるさまざまな情報を公開。4つのタイプ別診断付き

 

小林弘幸

順天堂大学医学部卒業。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任。自律神経研究の第一人者としてコンディショニング、パフォーマンス向上指導に関わる。同大学に便秘外来を開設した腸の専門家

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『結局、自律神経がすべて解決してくれる』

(小林弘幸/アスコム)

自律神経研究の第一人者、また便秘外来を国内初に解説した腸の専門家として「体調不良やストレスに悩まされる人たちの糸口になれば」と新しく出版された良書。自律神経が乱れたり整ったりする仕組み、また腸内環境との関係など、読者の生活にアドバイスしてくれます。

※この記事は『結局、自律神経がすべて解決してくれる』(小林弘幸/アスコム)からの抜粋です。
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