坐骨周りの血行とリンパの流れを良くする! 「坐骨の痛みを和らげる」リンパ体操

今回ご紹介するのは、坐骨周辺、特にお尻の筋肉をほぐして、血行やリンパの流れを良くするストレッチ。リンパティック・ストレッチの考案者・前新マミさんに「坐骨の痛みを和らげるストレッチ」を教えてもらいました。


リンパ体操とは
毎日激しい練習を重ねるバレリーナの疲れを早く取り、筋肉を蘇らせるメンテナンスのストレッチ。リンパの流れを促進して体の隅々まで巡らせ、体を修復・回復させて歪みを正すのが目的です。


「足の筋肉のねじれから坐骨に痛みが出ることがあります」

坐骨周りの血行とリンパの流れを良くする

坐骨神経痛といわれている腰やお尻、足に痛みが出る症状は、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などが原因になることも多いのですが、こうした疾患がなくても長年にわたり足の筋肉がねじれることで、痛みになることもあります。

内股や外股、X脚やO脚など、足の筋肉のどこかに過度に負担がかかる使い方をしていると、筋肉にねじれを生じさせます。

そうすると負担がかかっている部分が、坐骨神経を圧迫して痛みとして現れてきます。

いずれにしても腰から足につながる坐骨神経が無理に圧迫されたり、刺激されたりして痛みやしびれになり、お尻の筋肉も硬くなっています。

坐骨周辺、特にお尻の筋肉をほぐして、血行やリンパの流れを良くしてあげることも大切なことです。


典型的な足の筋肉がねじれているケース

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写真は典型的な足のねじれを起こしている内股の人の例です。写真では少し分かりづらいですが、もも裏やふくらはぎ裏の筋肉が不自然にねじれている状態です。

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坐骨神経痛といわれる人はだいたい「ほぐすのはココ!!」のあたりが痛くなることが多いので、コリをとるようにマッサージしてほぐしたり、温めるようにします。


両手は少し前の床につき、片足のひざを曲げて反対の足は床に伸ばします。

そのままゆっくり前屈していきます。

できる人は曲げている足に体を預けるようにしてみましょう。

じんわり10 秒ほどキープしたら、足を入れ替えて行います。

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《今月の寝る前10秒リンパ》

ねじってリンパの流れを促進

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あお向けになり、片ひざを曲げたら反対の床に倒してウエストをねじります。手を添えるとさらによくねじれます。全身のリンパの流れが改善されます。左右何回か行いましょう。

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取材・文/石井美佐 撮影/藤田浩司 ヘアメイク/ange

 

前新マミ(まえあら・まみ)さん

1950年、北海道函館市生まれ。バレリーナ、プロダンサーとして活躍。メンテナンスのためのリンパティック・ストレッチを考案。著書に『寝たままスッキリ! リンパ体操』(高橋書店)他。

●前新マミの「寝たままスッキリ!」リンパティック・ストレッチ・クラス

 

 


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この記事は『毎日が発見』2022年4月号に掲載の情報です。
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