運動するなら「ながらトレ」! 日常生活でちょこちょこと動いて内臓脂肪の燃えやすい体を作ろう

気になるぽっこりおなか...正体は内臓脂肪。メタボの診断で腹囲を測るのは、内臓脂肪がさまざまな病気の原因となるからです。内臓脂肪を減らして病気のリスクも減らす生活習慣をはじめませんか? そこで今回は、栗原クリニック東京・日本橋院長の栗原 毅(くりはら・たけし)先生に、内臓脂肪を減らすための「ながらトレ」についてお聞きしました。

ちょこちょこと動いて脂肪の燃えやすい体に

内臓脂肪を減らすには、糖質や脂肪を燃やす筋肉を増やすことも大切と栗原先生。

「太ももやお尻といった大きな筋肉がある部位を鍛えると効果的。エネルギーの消費量が増え、より多くのブドウ糖を取り込めるようになります」。

スクワットのような下半身を鍛える運動と併せてウォーキングなどの有酸素運動、血液の循環を促すストレッチを行うと、やせやすくなります。

ちょこちょこと体を動かして脂肪を燃焼させましょう。

速めに歩く
普段から歩くときは速めを意識しましょう。電車に乗って出かけるときには、目的地のひと駅前で降りて歩くのもおすすめ。

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車より自転車
外出や買い物は、マイカーではなく、なるべく自転車を利用して体を動かすように心がけて。

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テキパキと家事をする
掃除機をかける、床を拭く、お皿を洗うといった家事も、意識してテキパキ行うといつもよりエネルギーが消費できます。

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階段は積極的に使う
駅や商業施設では、エスカレーターやエレベーターをできるだけ使わず、階段を使いましょう。

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CM中は体を動かす
手足を思い切り伸ばす、ゆっくりスクワットをする、腹筋をする、かかとを上げ下げするなど、とにかくこまめに体を動かすように意識を。

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取材・文/オフィス・エム(寳田真由美) イラスト/カトウミナエ

 

<教えてくれた人>
栗原クリニック東京・日本橋院長
栗原 毅(くりはら・たけし)先生

東京女子医科大学教授、慶應義塾大学特任教授などを経て現職。近著『眠れなくなるほど面白い 図解 内臓脂肪の話』(日本文芸社)など、著書多数。

この記事は『毎日が発見』2021年4月号に掲載の情報です。

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