50代以上の女性は要注意! 万病のもと「内臓脂肪」は糖質の摂り過ぎが原因です

気になるぽっこりおなか...正体は内臓脂肪。メタボの診断で腹囲を測るのは、内臓脂肪がさまざまな病気の原因となるからです。内臓脂肪を減らして病気のリスクも減らす生活習慣をはじめませんか? そこで今回は、栗原クリニック東京・日本橋院長の栗原 毅(くりはら・たけし)先生に「内臓脂肪の原因」についてお聞きしました。

あなたはどのタイプ?

おなかぽっこり「内臓脂肪タイプ」

内臓の周りに中性脂肪がついているタイプ。増え過ぎるとおなかがぽっこり出ますが、指でつまむことはできません。女性は閉経後、多くみられるようになります。2104_P078_01.jpg

指でつまめる「皮下脂肪タイプ」

皮膚のすぐ下に脂肪がたまるタイプ。指でつまめるのが特徴で、全身のどこにでもつきます。特に女性の下腹部やお尻、太ももなど下半身にたまりやすいです。2104_P078_02.jpg

いつの間にかたまっている「異所性脂肪タイプ」

臓器や筋肉の細胞に直接脂肪がついてしまうタイプ。肝臓、膵臓、骨格筋につきやすく、内臓脂肪以上に体に悪影響を及ぼします。やせている人でも注意が必要。2104_P078_03.jpg

病気を引き起こす内臓脂肪
改善のカギは糖質?

おなかぽっこりの正体は、内臓脂肪。

内臓の周り、腸などの消化管を固定する膜にたまる脂肪です。

脂肪には他に、皮膚のすぐ下につく皮下脂肪と筋肉や臓器にたまる異所性脂肪があります。

メタボの診断に腹囲がありますが、これは内臓脂肪がさまざまな病気の原因となるため。

ぽっこりおなかは生活習慣病のリスクとなるのです。

「内臓脂肪は、つきやすく、落としやすいという特徴があります」と、栗原毅先生。

内臓脂肪が増える原因を知り、日々の生活を工夫することでおなかぽっこりは解消できるといいます。

「内臓脂肪の原因となる中性脂肪は、主に糖質から作られます。食事で糖質を摂ると、膵臓から血糖値をコントロールするホルモン・インスリンが分泌され、余分な糖質をすぐに脂肪合成へと誘導します。つまり、糖質を控えれば、脂肪の合成は減っていくのです」(栗原先生)。

原因は糖質の摂り過ぎです

下のグラフは、1日あたりの糖質摂取量です。女性の方が糖質を摂り過ぎている傾向が分かります。

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50代以上の女性は、特に糖質を多く摂っている!

※栗原 毅・サッポロビール調べ


全体平均320.23gは、角砂糖約80個分。

女性の1日あたりの糖質摂取基準は200gですが、知らず知らずのうちに過剰に糖質を摂ってしまっています。これは、「糖質を中心とした間食が多い」生活習慣が一因と考えられます。

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取材・文/オフィス・エム(寳田真由美) イラスト/カトウミナエ

 

<教えてくれた人>
栗原クリニック東京・日本橋院長
栗原 毅(くりはら・たけし)先生

東京女子医科大学教授、慶應義塾大学特任教授などを経て現職。近著『眠れなくなるほど面白い 図解 内臓脂肪の話』(日本文芸社)など、著書多数。

この記事は『毎日が発見』2021年4月号に掲載の情報です。

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