年を重ねるうちに顔や首などにいぼができて、気付いたときにはずらり並ぶようなことも起こります。シミだった皮膚が黒く盛り上がっていぼになってしまうことも。 いぼは放置して良いもの?今回は新宿南口皮膚科院長の乃木田俊辰先生に「いぼ」を遠ざける生活習慣を教えてもらいました。
適切な診断・治療を受けると同時に、老人性いぼを増やさないようにする心がけも大切です。
そのために重要なカギとなるのはスキンケアです。
皮膚の表面は、毛穴から分泌される皮脂で覆われることで守られていますが、加齢とともに皮脂の分泌も低下しやすくなります。
乾燥した肌は、角質層の隙間にウイルスや細菌が侵入しやすくなり、それが表皮を破壊して機能を低下させることにつながるのです。
「スキンケアで大切なのは、紫外線カットとケア、洗顔や体を清潔に保つこと、そして保湿につきます」と乃木田先生。
肌にとっていちばんの大敵は紫外線です。
秋から冬にかけては紫外線量が減るとはいえ、ハイキングなどで外出時間が長いときには、紫外線を多く浴びることになります。
帽子や日傘、UVカットのクリームなどの活用で、油断することなく紫外線対策をしましょう。
洗顔などで清潔に保つことはウイルス性いぼの予防につながりますが、保湿も忘れずに。いぼ退治と予防を心がけながらお肌を守りましょう!
いぼを遠ざける生活習慣
まずは日焼け止めを塗る習慣をつけましょう
真夏でなくても紫外線は降り注ぎます。顔など露出する部分には、外出時をはじめ、ひんぱんに秋や冬でも日焼け止めを塗る習慣をつけることが大切です。
SPF30、PA+++(スリープラス)以上のものがおすすめです。
外出時には日傘を忘れずに
冬はマフラーや手袋などの着用で、肌の露出部分は少なくなりますが、顔は無防備のことが多いといえます。
日焼け止めの活用はもちろんのこと、晴れた日の外出時には冬でも日傘は忘れずに持ち歩くようにしましょう。
洗顔は正しく、肌を清潔に
化粧や肌の汚れが残らないように、寝る前にはきちんと顔を洗いましょう。
汚れたままにすると毛穴がつまり、肌トラブルやいぼにつながります。
洗顔後は保湿も大切ですが、オイルは塗り過ぎず適量を。
そのほかに...
紫外線予防と洗顔を心がけると同時に、入浴後の保湿も忘れないように。
保湿は表皮のバリア機能をサポートします。
冬場は肌が乾燥しやすいので乾燥肌に注意しましょう。