たった10歩でわかります!「正しく歩けているか」2つのテスト

外反母趾や下肢静脈瘤、足底腱膜炎、扁平足、足裏の痛み、足首の痛み、むくみ、だるさ・・・。足の悩みはさまざまです。足のトラブルを放置すると、やがては全身に悪影響を与え、さらにやっかいな症状を引き起こすケースも少なくありません。生活習慣や歩き方、悪い姿勢など、原因は人それぞれですが、足のトラブルを起こす人には共通点があります。それは、足裏のアーチが崩れていること。年間約2000名の足の悩みを解決してきた、さいたま中央フットケア整体院院長の冨澤敏夫先生に、正しく歩けているかのテスト方法について教えてもらいました。

前回記事『あなたは靴のどの部分が減っていますか?「足のトラブル診断」』はこちら

セルフチェック『たった10歩で分かる正しく歩けているかテスト』

「正しい歩き方ができない人の場合、足首の柔軟性が失われてガチガチになっていたり、安定感がなくぐらついたり、足首が内側に倒れてゆがんでいたりします。

正しい歩き方で美しく歩くためには、まずは足首本来の強さを取り戻す必要があります」と、冨澤先生。

そこで、普段、あなたが正しく歩けているかどうか簡単なテストをしてみましょう。うまく歩けなかった人は、足首の力が弱っています。

「後ろ歩き」や「障害物歩き」をトレーニングの一つとして行うと、足首強化に役立ちます。

「後ろ歩き」がスムーズにできますか?

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やり方

まっすぐ立ち、そのまま後ろ向きに10歩歩きましょう。

体がふらつく人は

後ろ歩きをしてすぐに体がふらつく人は、普段から正しい姿勢で歩けていません。

後ろ向きで歩くと、自然とつま先に重心を置くことができるようになるので、練習してみましょう。

「障害物歩き」ゆっくりできますか?

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やり方

床にタオルや本などの小物を歩幅に合わせていくつか置き、それを一歩ずつ意識してまたいで歩きます。

できるだけゆっくり歩くことを意識しましょう。

体がぐらつく人は

障害物をまたぐ際、体がぐらつく人はかかとに重心を置いたままペタペタと歩いています。

片足を上げたときに、軸足の足指で自分の体重を感じるように意識を。

取材・文/笑(寳田真由美) 撮影/西山輝彦 モデル/永谷佳奈 

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冨澤敏夫(とみざわ・としお)先生

さいたま中央フットケア整体院院長。柔道整復師。足の問題を専門としており、足の痛み解消のため全国から年間約2000名が来院。著書に『《不安定足首》と《ペンギン歩き》を治せばしつこい「足の痛み」は消える!』(現代書林)。

この記事は『毎日が発見』2019年12月号に掲載の情報です。

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