ダイエット効果や健康効果が多くのメディアで注目されている食材、「もち麦」。なぜもち麦が身体にいいのか? ダイエットしたい人にオススメなのかを、順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生がわかりやすく解説します。
もち麦によって2週間で変わる体を、あなたも感じてみませんか? もち麦を使ったおいしいレシピをご紹介します。
※この記事は『2週間で体が変わる「もち麦」ダイエット』(小林 弘幸/KADOKAWA)からの抜粋です。
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スープジャーでつくる
「もち麦がゆ」
最大の魅力はもち麦を調理(炊く、ゆでる)なしで食べられること。
朝、スープジャーに入れておけば、お昼にはおいしいおかゆがいただけます。
1人分エネルギー89kcal 食物繊維4.1g
【材料】
もち麦...大さじ2
A 梅干し(中)...1個
干し芽ひじき...小さじ1/2
昆布茶...小さじ1/2
熱湯...2カップ
【作り方】
1 スープジャーにもち麦を入れ、半量の熱湯(1カップ)を加える。ふたをしめ、ゆっくりと左右にふる。3分ほど置き、湯を切る。
2 1のスープジャーにAを加え、残りの熱湯(1カップ)を加える。ゆっくりと左右にふる。
3 2時間ほど置き、食べる際にスプーンなどで全体を大きく混ぜてから、いただく。
●鍋でも作れます!
スープジャーがない場合は、鍋でもOK。熱湯1カップにゆでもち麦を大さじ5~6加えて加熱し、レシピと同量の調味料や具材を加えましょう。加熱時間は様子を見ながら加減を。
【もち麦MEMO】
梅干しは丸ごと入れておき、くずしながらいただきます
味付けは梅干しと昆布茶のうま味だけ。スープジャーを使うと、数時間お湯に入れておく間に乾物が戻り、余熱で火も通るので、下ごしらえも調理もいらず、便利です。
スープジャーでおいしく調理する方法
基本的には材料とお湯を入れて保温調理するだけですが、仕上がりに差がつくちょっとした調理のコツをご紹介します。
1 食材を切って入れる
火を通さないで作るので、食材(かにかま)はいつもより小さめ、薄めに切ります。そのほうが見た目もきれいに仕上がります。
2 もち麦を加えお湯を注ぐ
食材が冷たいとジャー内部の温度が下がり生煮えなどの原因に。お湯を注いだら中ふた、外ふたをしっかりしめ、容器を左右にふります。
3 約3分置き、あたためる
食材とスープジャーがほどよく温まり、保温調理のスタンバイOKな状態に。
4 湯切りする
外ふたを取り、中ふたで食材が流れ出るのを押さえながら湯切りします。食材は軽く"下ゆで"された状態になります。
5 調味料などを入れる
ここで調味料などを加えます。乾物は常温なのでこのタイミングで入れればOKです。
6 再び熱湯を注ぐ
中ふた、外ふたをしめ、2~3時間置いておきます。できあがりが気になりますが、保温温度が下がるので途中で開けないこと。
※本書のスープジャーレシピはサーモス製300ml サイズのスープジャーを基本にしています。サイズやメーカーが違うものをご使用の場合は、材料や調味料の量を容量に合わせて調整してください。また、保温効果はメーカーによって多少異なるので、様子を見ながら調理してください。
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