おならをすると下着が汚れる!
困ったその症状も出残り便が原因かも!?
「下着に便がつく」、「おならをすると便が出る」といった予期せぬ便もれ(便失禁)の悩みを抱えている人が増えています。便のニオイが気になって人づきあいが悪くなったり、仕事や勉強に集中できないなど、さまざまな悪影響を引き起こします。
しかし、筋力の低下している高齢者でも、痔や病気でもなく、このような症状がある場合は、便失禁ではなく「ニセ便失禁」かもしれません。出残り便があると肛門にも便が挟まった状態となることがあり、下着を汚しやすく、おならのような少しの刺激でも便が外に出やすくなって、便もれ事件が起きてしまうのです。
カラダを動かした瞬間に便がポロリ!
肛門は、排便時以外は「肛門括約筋」によって便が外にもれないようにしています。しかし、肛門括約筋は常に一定の力で締まっているわけではなく、便が近くまで下りてくると反射的にゆるむように、締まりがきつくなったりゆるくなったりしています。
まれに、締まりがゆるくなった瞬間に出し切れずに肛門に挟まっていた便がヒョイと外に出て、下着を汚すことがあります。これが、「ニセ便失禁」の真相です。便がもれるのは必ずしも肛門の締まりがゆるいわけではなく、肛門の締まりが正常な人にも起こりうる問題です。
ニセ便失禁による負の連鎖
たとえ「ニセ」でも、便もれは人に相談しづらいセンシティブな問題。