美しい姿勢を保つために。腹筋&お尻を同時に鍛える「片脚引き上げストレッチ」

内ももの筋肉が弱っていくと、骨盤底筋が緩むことで尿漏れやひざ痛、お尻が下がってきます。今回ご紹介するのは、美しい姿勢を保つために必要な「腹筋と臀筋」を鍛えるストレッチ。リンパティック・ストレッチの考案者・前新マミさんに「片脚引き上げストレッチ」教えてもらいました。

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腹筋とお尻を同時に使って鍛える

腹筋は意識をしていないとどうしても緩んできてしまいます。

お尻の筋肉(臀筋)も同じ。

腹筋とお尻を同時に使って、鍛えられるストレッチです。

腹筋を鍛えていくのは少し大変なのですが、お尻の筋肉は腹筋に比べて意外と早く効果を得ることができます。

このストレッチを続けていると、お尻の形がキュッと締まってよくなってきます。

股関節周りの筋肉も縦横に使うので、柔軟性を取り戻してきます。

片脚引き上げストレッチ
★臀筋(でんきん)を使う
★腹筋を鍛える
★股関節周辺を柔らかく

わんちゃんが後ろ足を上げておしっこをするときの姿をイメージしながら行ってみてください。

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ひざは軽く開いて四つんばいになります。目線は斜め前の床あたりを見ます。

①片脚を引く

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片脚のひざをできるだけ胸に引き寄せます。

【Point】背中が丸くならないように、なるべくまっすぐのままひざを胸に引きます。

②脚を横に開く

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脚を横に開いたら①に戻ります。①②を8回繰り返します。

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腰の高さと同じくらいまで開くのが理想ですが、無理のない範囲で大丈夫です。

③四つんばいに戻る

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四つんばいに戻り、反対の脚も同様に行います。

腹筋と臀筋が姿勢を保つ

美しい姿勢をとれない最大の原因は、腹筋を使えていないからです。

腹筋を使えていると、しっかりと体を立てて姿勢を保てます。腹筋が緩むと猫背や前かがみの姿勢になり、内臓も下垂します。同時にお尻を意識します。

お尻やお尻の穴が引き締められていると美しく正しい姿勢が保てます。

意識しないとすぐにダラリと力が抜けてしまうので、常におなかとお尻に意識を持っていくようにしましょう。

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美姿勢を保つために大切な腹筋群と臀筋群。

いつも意識していたい場所です。

【まとめ読み】寝たままOK♪「リンパ体操」記事リスト

取材・文/石井美佐 撮影/藤田浩司 ヘアメイク/ange イラスト/小沢陽子

 

<教えてくれた人>

前新マミ(まえあら・まみ)さん
1950年、北海道函館市生まれ。バレリーナ、プロダンサーとして活躍。メンテナンスのためのリンパティック・ストレッチを考案。著書に『寝たままスッキリ! リンパ体操』(高橋書店)他。

■前新先生のストレッチが一冊に!

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「前新式 寝たまま リンパ体操 1.2.3」(『毎日が発見』健康ブック Kindle版)

定期誌『毎日が発見』の人気連載が電子ブックになって登場! 前新マミ先生が教える、リンパや血液の流れをよくして、気になる不調を改善できる「リンパ体操」17種が掲載されています。「体のゆがみをとる」「関節を動きやすくする」「筋肉を刺激する」「リンパや血液の流れをよくする」ことで、ひざ痛、腰痛、肩こり改善や、疲労回復効果があります。寝ながら短い時間で行える簡単なストレッチ体操ばかりなので、ぜひ毎日続けて健康な体&若返りを目指してください♪

この記事は『毎日が発見』2020年10月号に掲載の情報です。
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