夏場は気を付けている人でも、ほかの季節は水分補給が適当になっている人も多いのでは? 暖房やこたつを使用していると脱水症状になりやすいことや、カフェインやお酒を飲む場合の注意点などを、医師の石原新菜先生に教えていただきました。
この記事は月刊誌『毎日が発見』2024年2月号に掲載の情報です。
【前回】体がだるいのは水の飲み方が原因かも。正しい水分補給をチェック!【医師の石原新菜先生が指南】
カフェイン入り飲料は量と時間に注意。
お酒での水分補給はやめましょう
カフェイン含有量の多い飲料やお酒は利尿作用があるため、水分補給の際は注意を。お茶やコーヒーは1日3〜4杯程度を目安にしましょう。水分摂取は基本的に、水や白湯、甘くないお茶、果汁等で行うようにすると安心です。
カフェインは昼に取る
カフェインには利尿作用とともに覚醒・興奮作用があります。その影響が消えるまで3~6時間かかるとの調査も。就寝前の水分はカフェイン入りの飲み物以外で取るのがおすすめ。
<こんな飲み物にカフェインは含まれています>
・コーヒー
・エナジードリンク
・緑茶
・一部の炭酸飲料
・紅茶
お酒は適量を守る
ビールを1L飲むと、利尿作用により1.1Lの水分が失われるとの調査も。また、アルコールを分解する際に水が必要になり、脱水が加速します。お酒は適量を楽しむようにしましょう。
お酒を飲んだら、寝る前にしっかりと水分を補給しましょう。
血流をアップする食材を使った
アレンジ白湯のススメ
味なしの水が苦手な方は、健康効果が期待できるアレンジで、飲みやすさを高めて。
<梅干し>
ペースト状につぶした梅干しを少量、水や白湯に溶かします。塩分補給、風邪予防にもおすすめ。
<しょうが>
お湯を沸かし、スライスしたしょうがを数枚入れて冷ませばOK。生活習慣病の予防にも。
<レモン>
お好みの量のレモン汁を水や白湯に混ぜるだけ。ビタミン補給や免疫力アップに役立ちます。
・はちみつやミントの葉を加えてアレンジしてもおいしい!