この時期も脱水の危険が! 暖房やこたつの使用中はこまめに水分補給を【医師の石原新菜先生が解説】

夏場は気を付けている人でも、ほかの季節は水分補給が適当になっている人も多いのでは? 暖房やこたつを使用していると脱水症状になりやすいことや、カフェインやお酒を飲む場合の注意点などを、医師の石原新菜先生に教えていただきました。

この記事は月刊誌『毎日が発見』2024年2月号に掲載の情報です。

【前回】体がだるいのは水の飲み方が原因かも。正しい水分補給をチェック!【医師の石原新菜先生が指南】

カフェイン入り飲料は量と時間に注意。
お酒での水分補給はやめましょう

この時期も脱水の危険が! 暖房やこたつの使用中はこまめに水分補給を【医師の石原新菜先生が解説】 2402_P041-042_01.jpgカフェイン含有量の多い飲料やお酒は利尿作用があるため、水分補給の際は注意を。お茶やコーヒーは1日3〜4杯程度を目安にしましょう。水分摂取は基本的に、水や白湯、甘くないお茶、果汁等で行うようにすると安心です。

カフェインは昼に取る
カフェインには利尿作用とともに覚醒・興奮作用があります。その影響が消えるまで3~6時間かかるとの調査も。就寝前の水分はカフェイン入りの飲み物以外で取るのがおすすめ。

<こんな飲み物にカフェインは含まれています>
・コーヒー
・エナジードリンク
・緑茶
・一部の炭酸飲料
・紅茶

お酒は適量を守る
ビールを1L飲むと、利尿作用により1.1Lの水分が失われるとの調査も。また、アルコールを分解する際に水が必要になり、脱水が加速します。お酒は適量を楽しむようにしましょう。

この時期も脱水の危険が! 暖房やこたつの使用中はこまめに水分補給を【医師の石原新菜先生が解説】 2402_P041-042_02.jpg

お酒を飲んだら、寝る前にしっかりと水分を補給しましょう。

血流をアップする食材を使った
アレンジ白湯のススメ

味なしの水が苦手な方は、健康効果が期待できるアレンジで、飲みやすさを高めて。

<梅干し>

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ペースト状につぶした梅干しを少量、水や白湯に溶かします。塩分補給、風邪予防にもおすすめ。

<しょうが>

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お湯を沸かし、スライスしたしょうがを数枚入れて冷ませばOK。生活習慣病の予防にも。

<レモン>

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お好みの量のレモン汁を水や白湯に混ぜるだけ。ビタミン補給や免疫力アップに役立ちます。

・はちみつやミントの葉を加えてアレンジしてもおいしい!

 

<教えてくれた人>

内科医
石原新菜(いしはら・にいな)先生

イシハラクリニック副院長、健康ソムリエ協会理事。漢方医学、自然療法、食事療法などの指導を行う。「温活ドクター」として各種メディアで活躍し、美容と健康増進の効果を広めることに尽力中。

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