この時期も脱水の危険が! 暖房やこたつの使用中はこまめに水分補給を【医師の石原新菜先生が解説】

飲み方のコツは?

暖房・こたつの使用中はこまめに飲む

この時期も脱水の危険が! 暖房やこたつの使用中はこまめに水分補給を【医師の石原新菜先生が解説】 2402_P041-042_06.jpgこたつで暖を取ったり、ストーブのすぐ近くで過ごしたりしていると、思っている以上に体が渇きます。こまめに水分を補給し、脱水にならないよう注意しましょう。サンルームなど、室温が高くなる場所も同様。手元に水などを用意しておきましょう。

果物を食べるのも有効です
みかんやりんごは、その85%が水分だといわれています。「こたつでみかん」は、理にかなった文化なのです。

寝る30分前、コップ1杯の水が良質な睡眠を促す
人間は寝ている間に、汗や呼気などで水分を失います。寝る30分前にコップ1杯(200mL)程度の水か白湯を飲み、水分不足に備えましょう。温かい白湯を飲むことで血流が改善され、自律神経が整い、リラックス効果が期待できます。良質な睡眠を得られることで、朝、スッキリと目を覚ますことができるようになります。

夜間のトイレが気になる人は...
100mLでもOK

夜間のトイレの回数が増えるのが心配な人は、コップ半量(100mL)程度でOK。代わりに、トイレに起きたときに追加で100mL飲みましょう。

取り過ぎたら「出す」と「循環」
今日は水分を取り過ぎたかな?と思ったら、簡単マッサージで「水出し」を行い、循環させましょう。運動や入浴、サウナもおすすめです。

やり方
(1)腕の内側に沿って、指先から脇の下までさする。5~10回を目安に、朝晩行って!

この時期も脱水の危険が! 暖房やこたつの使用中はこまめに水分補給を【医師の石原新菜先生が解説】 2402_P041-042_07_W500.jpg(2)足首から足の付け根まで内側をさすり上げる。5~10回を目安に、朝晩行って!

この時期も脱水の危険が! 暖房やこたつの使用中はこまめに水分補給を【医師の石原新菜先生が解説】 2402_P041-042_08_W500.jpg

(3)指の爪の付け根の横(薬指を除く)を、もう片方の手の親指と人差し指で、痛気持ちいいと感じるくらいの強さで押す。1本1回10秒、1日2~3回が目安。

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構成・取材・文/和栗 恵 イラスト/シュクヤフミコ


 

<教えてくれた人>

内科医
石原新菜(いしはら・にいな)先生

イシハラクリニック副院長、健康ソムリエ協会理事。漢方医学、自然療法、食事療法などの指導を行う。「温活ドクター」として各種メディアで活躍し、美容と健康増進の効果を広めることに尽力中。

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