老化や生活習慣病など、年齢を重ねるにつれのしかかってくる体のこと。そうした不調の予防に「朝ごはんが大切」というのが、医師の今津嘉宏さんと栄養士の今津美幸さん夫妻です。今回は、そんな今津夫妻の共著書『長生き朝ごはん 病気知らずの名医が食べている』(ワニブックス)から、「7つの長生き食材」の一部と食べ方のポイント、さらに10分で作れる「1週間の長生き朝ごはんレシピ」を連載形式でお届けします。
10分で完成! 長生き朝ごはんレシピ
トマトに多く含まれるリコピンは抗酸化作用が強く、がんや生活習慣病の予防に役立ちます。
トマトジュースは生のトマトよりも効率良くリコピンを摂取できるので、上手に料理にとり入れてみましょう。
(写真左)
3種の長生き食材を1皿で! 食べ応えも十分
「トマトリゾット 塩ヨーグルト添え」
材料(1人分)
ブロッコリー...30g
ごはん...1杯(約150g)
トマトジュース(無塩)...1カップ
あさり水煮缶...1/2缶(汁ごと使用)
大豆(ドライパック)...30g
塩・コショウ...各少々
ヨーグルト(無糖・固めのもの)...大さじ2
塩...ひとつまみ
粗挽き黒コショウ...少々
エクストラバージンオリーブオイル...小さじ1
作り方
(1)ブロッコリーは小指の先くらいの大きさに切り分ける。
(2)鍋にごはんを入れ、トマトジュースを加えてほぐす。ブロッコリー、あさりの水煮(汁ごと)、大豆を加えて煮る。
(3)ブロッコリーに火が通ったら、塩・コショウで味をととのえ、器に盛る。
(4)ヨーグルトに塩を加えて混ぜ、リゾットにのせる。粗挽き黒コショウ、オリーブオイルをかける。
【調理のポイント】
トマトジュースを使えば、リゾットの調理も簡単です。
あさりの水煮缶を汁ごと使い、うま味をプラス。
ヨーグルトトッピングで味の変化も楽しみましょう。
(写真右)
白菜漬けで手軽にビタミンC補給
「白菜のおかか和え」
材料(1人分)
白菜漬け...40g
かつお節...1/2パック(1g)
白いりごま...小さじ1/2
エクストラバージンオリーブオイル...小さじ1
作り方
(1)白菜漬けは1センチ幅に切る。
(2)かつお節、白ごま、オリーブオイルを加えて和える。
●計量単位は大さじ1=15ml、小さじ1=5ml、1カップ=200mlです。
●卵はMサイズを使用しています。
●麺つゆは3倍濃縮のものを使用しています。
●電子レンジは600Wのものを使用しています。500Wの場合はレシピに記載時間の1.2倍を目安に加熱してください。電子レンジやオーブントースターの加熱時間は、メーカーや機種によって異なりますので、様子を見ながら加減してください。
●液体を電子レンジで加熱する際、突然沸騰する可能性があります(突沸現象)ので、温めすぎないように注意しましょう。誤って温めすぎてしまった場合は、突沸を避けるため、加熱が終了しても容器をすぐに取り出さず、扉を開けないで1~2分冷ましてから取り出すようにしてください。
※このメソッドは著者独自のものであり、効果・効用には個人差があります。
※心配や不安がある場合は、専門家や専門医にご相談のうえお試しください。
撮影/山上 忠
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