アラフォー世代「見た目の老い」とどう向き合う? 40代医者兼芸人が実感する「美容医療の力」

患者さんの中には、「リモート会議で発言中の自分の顔を画面越しに見たとき、思っていた以上の老け顔に愕然とした......」「iPhone の機能で数年前の自分の写真が突然表示されて、加齢のスピードに驚いた」なんていうお悩みも聞きました。このような生活様式の変化により、思わぬ形でアラフォー世代の外見コンプレックスがあらわになってしまうという、ある意味残酷なwithコロナの時代。心の準備ができていないだけにショックも大きいですよね。でもアラフォー世代の中には「親からもらった大事な顔や身体にメスを入れるなんて!」と、美容医療に対してまだまだ抵抗がある人もいるかもしれません。そんな人たちに、僕は声を大にして言いたい。

男性も女性も、何歳になっても、外見にこだわることを諦めないでほしい! 

美容医療は自分にプラスをもたらす

医療業界においての美容外科、美容皮膚科の立ち位置はなかなかセンシティブで、病気やケガの治療目的ではないことが多いため、他の診療科よりも社会的意義が低いと思われがちです。「美容医療は医療じゃない」という人も残念ながらいます。

でも僕はこう思うんです。医療が「マイナスをゼロにするもの」だとしたら、美容医療は「ゼロをプラスにしてくれるもの」だ、と。そして、美容医療は心を前向きにしてくれる力を持っています。未来をより輝かしいものにしてくれるのが美容医療だと思うんです。

本当は外見コンプレックスをなくしたいと思っているのに、「忙しいから」「怖いから」などと言って、やらない理由ばかりを探していませんか? 美容医療というのは、その名の通り、キレイになるための医療です。美しくなれる可能性を秘めているのに、それを手放してしまうなんて、僕からしたらもったいないの極み! 近年の美容業界では、メスを用いて肌の切開を伴う美容整形に代わり、メスを使わないハイフやボトックス注射が主流になるなど、美容医療がだいぶ身近な存在になってきましたから、ぜひ怖がらずにチャレンジしてみてほしいですね。

これらの施術を受けられるのは、美容外科、クリニック、エステサロンと無数にあり、治療法や費用はピンキリです。美しさを追求するあまり、「最先端のマシンを使いたい」「新しい治療法を試したい」とエスカレートする人もいるかもしれませんが、何事も「やりすぎ」は禁物。中には信頼性に欠けるクリニックもあるようで、訴訟問題などのトラブルに発展しているケースには、同業者である僕も心が痛みます。もしあなたが美容医療を受けるのであれば、せめて施術に対するメリット、デメリットはきちんと調べた上で行ってください。もちろん施術料金も大事な判断材料です。くれぐれも情報弱者にならないように、本書も参考にしてみてください!

僕は美容医療をきっかけに、外見の変化はもちろんですが、それ以上に表情が明るくなり、性格もポジティブに生まれ変わった方々をたくさん見てきました。「見た目よりも内面の美しさのほうが大事」という考え方もありますが、見た目も内面もどちらも同じぐらい大事だと思っています。外見のコンプレックスから解放されれば、心も安定して、不思議と他人にも優しくなれます。メンタルヘルスの向上にも確実につながりますし、それは様々な病気に立ち向かう活力となるはずです。美容にあまり興味がなかったそこのあなた、少し考えてみてはいかがですか?

※1 ダウンタイム 施術を受けてから、通常の生活に戻るまでの期間のこと。主なダウンタイムの症状は、痛みや赤み、腫れ、むくみ、内出血などがあり、期間の長さは、施術内容や患者の状態によって異なる。

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しゅんしゅんクリニックP
1983年7月2日生まれ。群馬県前橋市出身。吉本興業所属のお笑い芸人兼医師。アイドルグループ「吉本坂46」メンバー。2008年、群馬大学医学部医学科卒業。NSC東京校16期卒業後、2011年に漫才コンビ「フレミング」を結成して舞台を中心に活動するも2016年に解散。ピン芸人に転向後、医者あるあるの歌&ダンスネタ「ヘイヘイドクター」が注目を集めてブレイク。以降、テレビや舞台、YouTubeをはじめ、学園祭や医学系学会にも多数出演するなど、幅広い活動を行っている。史上最高齢で神保町よしもと漫才劇場の所属芸人となったおばあちゃんとの漫才ユニット「医者とおばあちゃん」としても活動中。


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※本記事はしゅんしゅんクリニックP著の書籍『40歳を過ぎるとなぜ健康の話ばかりしてしまうのか?』(ヨシモトブックス:発行)から一部抜粋・編集しました。
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