気になる「シミ・シワ・たるみ」を解消したい!正しい美容医療の選び方【美容外科専門の朝日先生が指南】

年齢を重ね、大人世代になると気になるのが「シミ・シワ・たるみ」。近年は美容医療という言葉を耳にする機会が増えてきました。手軽さという言葉だけでなく、メリットとデメリットをしっかりと理解することが大切だと、日本医科大学形成外科の講師である朝日先生は言います。今回は正しい美容医療の選び方についてお聞きしました。

この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年11月号に掲載の情報です。

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美容医療とは
・病気の治療とは異なり、本人がなりたい姿を実現するための医療。
・加齢によるシミ・シワ・たるみは全て保険が適用されない自由診療となる。
・施術費用は各クリニックや病院で自由に設定できる。

メリットとデメリットを
理解することが大切

年を重ねると容姿の変化が目立つようになります。

顔のシミやシワ、たるみを見つけて「老けた」と感じると、気になってしまい、人に会うのが嫌になってしまうことも。

そんな加齢に伴う肌の変化の解決策として活用されているのが、美容医療です。

ただし、美容医療に関するトラブルは年々増加しており、2022年の国民生活センターへの相談件数は、2018年と比べて2倍にもなっています。

「若々しさを維持するため、読者のみなさん世代でも美容医療を役立てている方は少なくありません。シミ、シワ、たるみは、科学的根拠のある美容医療の治療を適切に受けることで、克服することは可能です。とはいえ、医療にはメリットとデメリットがあります。それをよく理解することが重要です」と、朝日林太郎先生は話します。

シミは、紫外線を防ぐために皮膚に生じる色素「メラニン」が排出されずに蓄積することで生じます。

メラニンをレーザー治療などにより破壊することでシミを消すことはできますが、シミが消えない、レーザー治療の跡が残るなどのデメリットもあります。

シワやたるみは、肌のクッションのような役割を果たす真皮(表皮の下の皮膚の層)にあるコラーゲンなどの組織が、加齢に伴い変性することによって生じます。

新品のクッションはカバーがピンと張っていますが、古くなってクッションが変性するとカバーもよれてくるのと似ています。

治療は、余分な皮膚を切除してハリを戻す手術のほか、足りなくなった"クッション"を補うなど、さまざまな方法で行われますが、後遺症もあります。

 

日本医科大学形成外科 講師
朝日林太郎(あさひ・りんたろう)先生

2009年、三重大学医学部卒。2011年、日本医科大学付属病院形成外科・美容外科勤務などを経て現職。日本美容外科学会など5学会による「美容医療診療指針(令和3年度改訂版)」の診療指針作成委員も務める。

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