【本作を第1回から読む】【医者兼芸人が説く!】健康診断の結果が良ければOKではない? 健康のために人間ドックを受けるべき理由
『40歳を過ぎるとなぜ健康の話ばかりしてしまうのか?』 (しゅんしゅんクリニックP/ヨシモトブックス:発行)第2回【全6回】
久々に会えば「歳を取ったもんだ」と、つい健康の話をしてしまう。40歳を過ぎてから、ちらほらと健康が気になり始めた方も多いのでは? 吉本興業所属のお笑い芸人兼医師・しゅんしゅんクリニックPさんの『40歳を過ぎるとなぜ健康の話ばかりしてしまうのか?』は、そんな悩めるアラフォー世代の健康にまつわる疑問を、生活習慣や健康、外見といったテーマごとに解説しています。しゅんしゅんクリニックPさんの医療知識や体験から感じたことを通じて、日常に潜む心配事に一つずつ向き合っていきましょう。
※本記事はしゅんしゅんクリニックP著の書籍『40歳を過ぎるとなぜ健康の話ばかりしてしまうのか?』(ヨシモトブックス:発行)から一部抜粋・編集しました。
食生活を見直すコツはアメとムチの繰り返し
患者さんには「健康的な食事をしましょうね」と言っているのに自分は不健康な食生活を送ってしまう――これは医者あるあるのひとつなんですが、お医者さんたちの悲しきリアルでもあります。現場にいて思うのは、お医者さんの食生活は、残念ながら破綻していることが多いということ。忙しすぎて病院からほとんど出られないので昼ごはんはカップラーメン、夜は帰りが遅くなるからコンビニのお弁当。一般的に言われているような「ゆっくり」「バランス良く」「よくかんで」みたいな食事は、ほとんどできていません。そんな涙ぐましい食生活を送るお医者さんがいる一方で、予約困難な焼肉店や寿司店などで豪勢に会食を楽しむ、金銭感覚が麻痺したお医者さんもいらっしゃいます。夜ごとの暴飲暴食の結果、そのタイプの方々はこぞってぽっちゃりしているのも医者あるあるです。