もはや国民病?誰でもなる恐れのある「変形性膝関節症」基礎知識

年齢とともにつらくなる人が多い腰、ひざ、足の痛み...。国民病ともいわれる「変形性膝関節症」など、ひざのトラブルを避けるためにはどうすればよいのでしょう? 整形外科医・カイロプラクターである竹谷内医院院長、竹谷内康修先生に聞いてきました。今回は「変形性膝関節症」について教えてもらいました。

pixta_31073499_S.jpg前の記事「知っておきたい「ひざの3つの機能」とは?/ひざ裏のばし(1)」はこちら。

 
変形性膝関節症は運動で克服可能

「変形性膝関節症はほとんどが加齢現象で起こるので、誰でもなる恐れがあります」 と語る竹谷内先生。しかも、介護や支援が必要となる原因になりやすい骨折・転倒は、足腰の力が弱ると起きやすく、変形性膝関節症とも深い関連があるとされています。

ひざの老化が主な原因である変形性膝関節症は仕方ないと諦めるしかないのでしょうか?

「答えはノーです。運動療法でセルフケアをすれば治すことができます。まずは筋肉の強いばねを取り戻すこと。加齢により、太ももの筋肉量は少なくなり、筋力も弱ってひざへの衝撃を吸収するばねが細くなります。さらに軟骨自体も削れて薄くなるため、少しの衝撃でもひざにダメージを受けます。これが変形性膝関節症へとつながります。ただし、弱くなった筋肉(ばね)は何歳からでも適切な運動で強くなり、筋力は向上します」

具体的にはひざの機能を回復させる「関節体操」「筋力トレーニング」「ストレッチ」というひざ裏やひざ回りの三つの体操を合わせて1日15分、毎日続けることが有効です。
「薬や注射などで、一時的に症状を抑えることができても、ひざは健康な状態には戻りません。体操を継続することで筋力をつけて、ひざの機能を回復させ、病気を防ぎましょう」

 

次の記事「1日15分で新陳代謝もUP!ひざの健康を取り戻す「ひざラク体操」/ひざ裏のばし(3)」はこちら。

取材・文/細川潤子

 

 

<教えてくれた人>

竹谷内康修(たけやち・やすのぶ)先生

竹谷内医院院長、整形外科医・カイロプラクター。2007年カイロプラクティックを主体とした手技療法専門のクリニックを開設。肩こり、腰痛、関節痛などの手技療法に取り組む。メディアを通じた健康関連の分かりやすい解説が人気で、著書も多数。

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「ひざ裏のばし」を教えてくれた、竹谷内康修先生もオススメしてくださいました
1905_p025_04.jpg「履いているだけで、足の指でぎゅっと握れる力がつくのがいいですね。地面をキャッチするようにつかむことで、足のアーチをつくるのにつながります。また、親指を使うことで、足全体の筋肉が活発化されます。ただし、ひざが悪い人は痛みがなくなってから使った方がいいでしょう」


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この記事は『毎日が発見』2019年5月号に掲載の情報です。

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