新NISAは「満額投資」が正解? 非課税枠が増えたことで「ありがちな失敗」/世界一やさしい新NISAの始め方

『イラストと図解で丸わかり! 世界一やさしい新NISAの始め方』 (小林 亮平/KADOKAWA)第2回【全8回】

2024年1月より、従来のNISAから制度が変更され「新NISA」としてスタートしました。興味はあるけれど「何から始めればいいのか分からない」なんて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。『イラストと図解で丸わかり! 世界一やさしい新NISAの始め方』(KADOKAWA)は、そのタイトルの通り、新NISAのことを分かりやすく解説しています。老後に向けて今のうちから準備しておきましょう!

※本記事は小林 亮平著の書籍『イラストと図解で丸わかり! 世界一やさしい新NISAの始め方』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。


新NISAは「満額投資」が正解? 非課税枠が増えたことで「ありがちな失敗」/世界一やさしい新NISAの始め方 02_pixta_78791387_M.jpg

※写真はイメージです(画像提供:ピクスタ)

無理な満額投資をしてしまう

この章では、新NISAにおける落とし穴について解説します。

新NISAを始めたものの、これらの注意点を知らなかったばかりに失敗してしまった......という人も今後出てくるでしょう。

そうならないよう、特に初心者の方はしっかりと覚えておいてくださいね。

まず新NISAにおいて最も注意すべき点は、無理な満額投資です。

新NISAでは非課税枠が年間360万円と大幅に拡大したので、手元の貯金からできるだけ多くの資金を投資しようと考える人も多いでしょう。しかし、無理に投資額を増やそうとして、家計を切り詰めすぎてしまうことは絶対にやめましょう。

そうすると大抵、普段の生活に悪い影響が出て、投資も長続きしません。

最悪の場合、相場の暴落のタイミングで、生活費の支払いが重なって投資資産を売却することになり、新NISAの運用分を泣く泣く損切りしてしまう事態もありえます。

そうならないためにも大前提として、投資は日常の生活に支障がない範囲で行っていきましょう。基本は第3章でお伝えした通り、毎月の手取り収入の5~10%で積立するのがいいですね。さらに投資額を増やしたい場合には、貯金の中でも投資に回してはいけないお金、回していいお金を知っておきましょう。

 
※本記事は小林 亮平著の書籍『イラストと図解で丸わかり! 世界一やさしい新NISAの始め方』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。

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