「週の予算」で考えるとやりくり上手になれる
食費を抑えるためのポイントは、まず、「予算をきちんと決めること」です。ポイントは、1カ月ではなく「1週間」の予算を決めること。
理想の支出の割合から導き出した食費の予算が「月5万円」だとしたら、5週間で割って、「1週間で1万円」というように、週に落とし込みましょう。
こうして短いスパンで予算を管理したほうが、「残りどれだけ使えるのか」がハッキリして、使いすぎを防ぎやすくなります。
「今日3000円買ったから、今月はあと4万7000円に抑えよう」よりも、「今日3000円買っ
たから、今週は残り7000円でやりくりしよう」のほうが、わかりやすいはずです。
また、「食費専用財布」を用意するのもおすすめです。
買い物に行く時には、1週間分の予算額だけしか入れないようにします。
すると、そのお金のなかでやりくりするしかなくなるので、自然と買い物を工夫するようになります。
徐々に食費を減らせばリバウンドしない
あとは、「ムリをしないこと」も大切です。
急に食費を減らすと、リバウンドします。以前、3人家族で食費を月8万円使っている相談者の方に、使いすぎを指摘したところ、次回の相談時に、半分の月4万円近くまで削ってきたことがありました。
なぜそこまで減らせたかというと、単純に食べる量を減らしたから。しかし、家族から大ブーイングだったそうです。これでは不満がたまり、長続きしません。
大切なのは続けること。そのためには極端なことをせず、少しずつ予算を削ることが重要です。月8万円を食費に使っているなら、「今月は7万円」「来月は6万5000円」というように、徐々に減らしていけばムリなく節約を続けられるでしょう。